Diary

10月になりましたね

  • 2012/10/06 19:24

朝夕だいぶ涼しくなってきましたが、いかがお過ごしですか。
それでも昼間はまだ暑いですね…。10月入っても普通に半袖を着ているというのは、やっぱり今までと違う感じがします。

さて先月出ました新刊ですが、『箱根たんでむ』。
今までとはちょっと雰囲気が違って驚かれた方もいると思います。ゼンワビのイキのよさ(というか若さ)につられて楽しく書けました。仲が悪いと思っているのは本人たちだけで、周りからみると、喧嘩するほど仲がいいってやつだと思います。
時代小説らしく読みやすさを意識しました。肩の力の抜き方もだんだんわかってきたかと。(全然関係ありませんが、先日武田鉄矢さんが肩の力を抜くことの大切さを語ってて、すごく共感…というか勉強になりました。役者もそうですが物書きも、何者にでもなれる自由さというのは肩に力が入りすぎてると得られないという)
箱根の駕籠かきが主人公なので、箱根方面にも取材に何度か行きました。旧街道は初めてまともに歩きましたが、芦ノ湖まで歩くと達成感があっていいですね。大変だったけど、ウォーキングハイ的な感じも味わえました。また歩きたいです。
箱根は子供の頃から何度も行った土地ですが、江戸時代の旅人目線から見た箱根は新鮮で、大変興味深かったですし、ますます愛着が湧きました。
あともう一冊分くらいはネタがございますので、来年あたり続編が書けたらいいな、と思っております。
そういえば、私の本はあとがきしか読まない母が、珍しく中を読んだらしく「なんだか面白い」と気に入ってくれました。同世代のお知り合いにも配っておりました。そんな感じで幅広く読んでいただける一冊だと思います(…たぶん…)。是非、ご家族でどうぞ。

かたや『黒薔薇ミズナのBL講座』は決してご家族には見せない方向で…(笑)
U40(アンダーフォーティ)にはわからなそうなネタ満載ですみません。同世代の方にはニヤッとしてもらえると幸いです。そういえば、こちらは友達のO.K先生が読んでくださったそうで「うぎゃー!」でした(泣笑) でも楽しんでもらえたようなので(というか「桑原さんがいつも言ってるのとあんまかわんない」そうで…いやいや、いつもは言ってませんて。たまにです。たぶん)よかったです。ありがとうございます。すみません…エロ人間で。

話は変わりまして、現在発売中の雑誌Cobalt11月号で全サドラマCDの応募があります。「炎の蜃気楼」で参加してます。2号連続です。脚本は私が書きました。今月号のはほぼ書き下ろし脚本、次号は完全書き下ろし脚本です。よろしければ是非!

というわけで、今月は仕事が超多忙になり、あんまり更新できないと思います。また何かありましたら浮上しますね。

サイト開設8周年のご挨拶

  • 2012/09/23 06:47

桑原水菜公式サイト「Mizuna.info」もおかげさまで本日開設8周年を迎えました。
これもいつも見に来てくださる皆様のおかげです。本当にありがとうございます。
本当ならば記念プチノベルなどを書きたかったのですが、いかんせん、ただいまケツカッチンのシュラバ中でして、今年もちょっと書くことができませんでした。楽しみにしていた方がおられましたら、申し訳ありません。

振り返ると、この一年は、現代物、SF、時代物、BL……と何やら節操なく書いてるように見える私ですが、節操がないつもりでは決してなく、お仕事を受けた順に真面目に書いていたら、こうなっていたというものでして。
編集者の方の注文に応じて自在に「それでしたら、こういうものが書けますよ」と提示できるのも作家の仕事だと思いますので、いまは自分で自分に先入観をもったり枠にはめたりすることなく、いただいたご注文に応えることでキャパシティを拡げていければ、と。
とはいえ、書いているうちに自分の目指したいところも自ずとクリアになっていくと思います。(シリーズ物でなく完全な)一冊完結のがっつりしたやつにも挑戦したいので、そのためにも日々アンテナを張り、ますます見聞も拡げたいところです。このトシになって思うのですが、何をするにせよ、土台が一番大事です。

当面は、新作やシリーズ物の続編を織り交ぜながら、書いていく感じになると思います。
以前のような「シリーズ物だけで冊数ふた桁」みたいな形ではなくなっていくと思いますが、その分、一冊一冊のぎゅっと感をあげていければと。
そのためには十分な準備期間も必要なので、ますますぼーっとしてはいられません。日々充実を目指したいです。…といいつつ、ぼーとしちゃいますが;;

読者の皆様と一緒に年齢を重ねていけるのは嬉しいことです。
年齢を重ねれば、社会での立場や役割も若い頃とは全く違ってきますし、考え方や感じ方も変わっていきます。小説などの創作物に求めるものも違ってくるのではないでしょうか。
そういうものに自分の書くものがお応えできるかどうかは、わかりませんが、ずっと読んできてくださった方にも、お久しぶりの方にも「あ、桑原さんだ」と思ってホッとしてもらえるような存在であれれば、と思います。
そして新しい読者の方とも(積極的に)出会っていきたいです。
この一年も、よろしくお願い致します。

※ツイッター(@mizunakuwabara)もやっております。よろしければ是非。

新作『箱根たんでむ』発売

  • 2012/09/21 06:12

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新刊『箱根たんでむ 駕籠かきゼンワビ疾駆帖』(集英社文庫)発売しました。書き下ろしの新作時代小説です。
江戸時代の箱根路を舞台に、若い駕籠かきコンビ(漸吉と侘助)の奮闘と成長をえがきます。中短編連作ですので、一冊に四話分という構成です。時代小説ですが敷居は高くありませんので、普段あまり時代小説は読まない方にも楽しんでいただけると思います。
装画はトミイマサコ先生です。POPな色合いに味付けされた歌川広重の浮世絵とイキのいいゼンワビコンビという素敵なカバーが目印です。
新作時代小説ということで、準備期間も含めると二年近くかかってまして、ようやく世に出せてホッとしております。
箱根は東海道一の難所で関所もあり、温泉もあり、と題材には事欠きません。東海道をいく旅人たちや箱根で生きる人々とのふれあいをとおして、主人公たちが成長していく姿を描ければ、と思っております。
(個人的にはおタネ婆さんが結構気に入ってます…笑)
よろしくお願いします。

それから発売に合わせまして雑誌『青春と読書』(集英社)にて、やはり集英社文庫から書き下ろし新作を発表されます谷瑞恵先生と対談をしました。同じコバルト出身ということで楽しくお喋りさせていただきました。谷先生の新作は素敵な時計屋さんが登場する現代物だそうで、私も読ませていただくのが楽しみです。
あわせて、よろしくお願い致します。

黒薔薇、発売しております。

  • 2012/09/01 21:15

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『黒薔薇ミズナのBL講座』リブレ出版より発売しました。
大変久しぶりのエッセイ本でございます。
2005~2009年にかけて『be-BOY Phoenix』というコミック・アンソロジーのカバー下で連載していたエッセイ「ミズナ塾」(旧題)を一冊にまとめたものです。「黒薔薇ミズナ」なる謎の人物に扮して様々なBLお題について、あの手この手の切り口で語りまくっております。
書籍にまとめるにあたって特別講座二本と書き下ろし小説も収録しました。書き下ろし小説はここでしか読めない読み切りもの(コメディっぽいのは珍しいかも。もちろんBL)です。
連載時には毎回いろんな先生方が素敵なcutを描いてくださいました。そちらもほぼ収録させていただき大変贅沢な作りになりました。
そして帯は門地かおり先生です。中身のテーマを一枚に全部突っ込んだ見事なイラストになっております。
先生方ありがとうございました!

ちょっと連載から時間が経ってることもあって、時事ネタが若干古くなったりしてるところもありますが、ご愛敬ということで大目に見てやってくださいませ。あと、エロ率高いです!下ネタに耐性のある方だけ読んでやってください! でないと、つらいことになります!
というわけで、少々マニアックな一冊ですが、洒落とエロが受け入れられる方には是非お手にとっていただきたく…。
よろしくお願いします。

新刊のお知らせ。+

  • 2012/08/18 21:51

すっかりご無沙汰しておりました。お盆も過ぎまして8月も後半戦突入ですね。皆さん夏ばてなどしてないでしょうか。

さて、新刊のお知らせです。
9月20日に集英社文庫から書き下ろし小説が出ます。
タイトルは、

『箱根たんでむ 駕籠かきゼンワビ疾駆帖』

です。装画はトミイマサコ先生です。
書き下ろしの時代小説で連作ものです。
東海道一の難所・箱根を舞台に、駕籠かきの若者たちの奮闘と成長を描きます。江戸時代の箱根は関所あり温泉ありで、本当に面白い場所だと思いますので、当時の箱根ライフとともに楽しんでいただければと存じます。
実は、こちらの新刊合わせで某所で対談企画がございました。そちらの情報も追ってお知らせしますね。

それから、遅くなりましたが、アヴァルス9月号(マッグガーデン)も発売しています。「イルゲネス 偽翼の交響曲」掲載しております。是非チェックしてみてくださいね。
そして雑誌Cobalt9月号(集英社)には、付録の別冊に、ほたか乱先生のまんが邂逅編「のうまくさまんだ」が掲載しております。安定の爆裂感ですので是非手にとってみてください。次号には恒例の全サドラマCD(ミラージュあります)の応募もありますので、是非。

例の『黒薔薇ミズナのBL講座』の発売も近づいてきました。8月31日発売です。リブレ出版からです。
帯イラストをあの門地かおり先生が描いてくださいました。
「おお~。すごい! 一枚のイラストにたくさんのネタが詰め込まれている!」
と思わず感動してしまった華麗なる帯イラスト。大変素敵なので、こちらも是非よろしくお願い致します!

723でした

  • 2012/07/23 23:36

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ゲラの返送やメールの返信やらバタバタしていたら、こんな時間になってしまいました。
高耶の誕生日を祝ってくださった皆さん、ありがとうございます。
今年はずいぶん涼しい723でしたね。完結からずいぶん経っているにもかかわらずお祝いしてもらえて、高耶は果報者だと思います。

さて、ここからはお知らせです。
リブレ出版さんで始まりました『萌エロ保証フェア』に『犠牲獣』で参加しております。対象作品を参加書店さんで購入した方に、もれなく書き下ろし短編の収録された小冊子がもらえます。『犠牲獣』は「肉食ERO」チームです!(← スゴイチーム名!)
詳しくは、リプレ出版さんの特設サイトにて。

リブレ出版
 http://www.libre-pub.co.jp/moeero_fair/

今回の書き下ろしは、珍しく肉弾戦はしてませんが(笑)あのサクとバフラムの間にもこんな空気が流れる時間があった…という感じの内容です。よろしくお願いします。


画像は、出雲のゆるキャラ「よすみちゃん」。取材先でおみやげにいたくさんグッズをいただいてしまいました!(詳しく書くとネタばれになりそうですので、またそのうち書きますね)その節はありがとうございました!

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