Diary

2015年04月の日記

5月新刊と雑誌Cobalt5月号

  • 2015/04/13 10:24

桜の季節もあっというまに通り過ぎ、新年度も始まりました。
新人・新入生の皆さん、がんばってください!
私も気持ちだけは初心を忘れず、今年も初々しく(苦)原稿にいそしみます。

さて遅くなりましたが、五月の新刊です。

5月1日 『炎の蜃気楼 昭和編 夢幻燈ブルース』(コバルト文庫)

昭和編第5巻です。前回の「霧氷街ブルース」の続きで、前後編の後編です。
問題の夢に出てくる「死の船」に自ら乗り込む景虎の、運命やいかに!?
…なとこで終わってましたが、さて。
カバーは昭和編初夜叉衆揃い踏み。しかもカラー。
高嶋先生の素敵な五人をじっくりご堪能ください。挿絵のほうも素敵です。
よろしくお願いします!

そして、雑誌Cobalt5月号も発売中です。
昭和編の番外短編「ラブ・ミー・テンダー」掲載しております。
タイトルは、昭和三十年代プレスリーの代表曲からいただきました。
レガーロにやってきたばかりの景虎(加瀬)と晴家(マリー)。ソロをまかされることになったマリーのステージを見に来たという直江(尚紀)と景虎の、深夜のやりとりを描いてます。(なにげに加瀬と朽木のなれそめも)
こういうシチュエーション短編は、長い会話のやりとりや細かい仕草をじっくり描けるので、実は好きです。
「壁ドン特集」というお題があるので、壁ドンしてますが、男の壁ドンは基本的に「威嚇」ですので、そんな感じになってます。身長差があるふたりの、低いほうからの高いほうへのドンは、私の中ではこんな感じです。あとは「たばこ」の使い方にいろいろこめてみましたので注目してみてください。
扉絵の、高嶋先生の描き下ろしがとても素敵です!
眺めてるだけで物語感じますので、是非。
そして、いのうえさきこ先生の「昭和編まんが」も必見。三等身の昭和編キャラといのうえ先生(執行社長推し)のからみが可愛くて面白いです!

そのようなわけで、今月後半は『鬼恋』→『遺跡発掘師は笑わない2』→『昭和編5』と、なんと三連ちゃんで新刊が発売します(どうりで忙しかったわけだ……)
角川さんの書き下ろし新作も、だいぶ執筆が遅々として申し訳ありません(なかなかにてごわい内容で……)あと少しお待ちください。
もろもろよろしくお願いします。

『鬼恋』本日発売です

  • 2015/04/17 13:21

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こんにちは。新刊の作業もひととおり終わりまして、次の原稿に入ってます。

さて本日から新刊ラッシュが始まりますが、その第一弾としまして、こちら。
『鬼恋』(リブレ出版)本日発売です。
鬼と人の愛、をテーマにした読み切りのBLアンソロジーです。
私は「オニガシマ」という作品で参加しております。
参加作家様は、かわい恋先生、夢乃咲実先生。挿絵は佐々木久美子先生です。
私の書いた「オニガシマ」という作品は、タイトルからわかるように、桃太郎伝説がモチーフになってます。鬼の立場から描いてみました。
私のものは、相変わらず「肉を斬らせて骨を断つ」という感じで、耽美という雰囲気とはちがうかもですが、
よろしければ、是非お手にとって読んでみてください。

よろしくお願いします。

『遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ』本日発売

  • 2015/04/25 21:55

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さて、引き続きまして、
『遺跡発掘師は笑わない 出雲王のみささぎ』(角川文庫)
本日発売です。
単行本『西原無量のレリック・ファイル』シリーズの文庫版第二弾です。
今回は、出雲が舞台。
帰国した無量がさっそく派遣された現場は、出雲の四隅突出型墳丘墓。
不気味な青銅製のどくろが出土した直後、地権者の息子が変死を遂げます。
巻き込まれる無量は、マネージャーの萌絵と、カメケンに入所した忍とともに、
事件と遺物、ふたつの謎に挑んでいくことに。
後醍醐天皇や出雲神話、GHQ……など、様々な時代の物事が絡み合い、ついにひとつの真実に行き着きます。

総ページが444ページと、がっつりです。
挿絵は、おなじみの睦月ムンク先生。夕日の稲佐の浜に立つ忍が美しいです。
出雲に秘められた歴史の深さと、人間の業の深さを、
感じていただければ、と思っております。
よろしくお願いします。

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