Diary

2012年04月の日記

サイン会ありがとうございました&雑誌Cobalt発売中

  • 2012/04/02 00:34

名古屋・星野書店さんでのサイン会はおかげさまで無事終了しました。
お足元の悪い中、来てくださった皆さん、本当にありがとうございました! 私も楽しいひとときを過ごすことができました。
作家稼業は基本こもりがちで内向きになりがちですが、読者の皆さんと直接ふれあう機会があるのは、とてもありがたいことです。
活力をいただきました。
今回、私の隣には清宮編集長がいらっしゃったんですが、トレードマークの頭メガネに鋭く突っ込みをいれてる読者さんがいらっしゃって、すごいウケてしまいました(爆笑してたのは、そのせいです。そこ来るかと…)。皆さん観察力がおありですね。
反対側におられた女性編集の方は、ずっと雑誌コバルトを読んでらした方には懐かしの「みさぽん」さんです。去年コバルト編集部に戻ってこられて、頼もしい限りです。
コバルトもますますパワーアップしてますね。

というわけで、雑誌Cobalt5月号が発売してます。
「炎の蜃気楼幕末編 獅子燃える」掲載しています。
幕末編は歴史上の人物がちらほら絡んでくるので、書いている方も華やかで楽しいです。今回はついに土佐弁の「あのひと」が!
直江とはいかにニアミスさせるかに苦心(?)しました。
30代のクールな景虎を書ける幕末編は、邂逅編とはだいぶ雰囲気が違うのでギャップが見所だと思います。あと年齢差が逆転して、年下の直江が見られます。
ほたか先生のカラー扉絵も大変素敵なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

アヴァルス発売してます。&近況のようなもの

  • 2012/04/23 23:06

ファイル 825-1.jpg

お久しぶりです。さてアヴァルス5月号発売しております。イルゲネス掲載しています。
来月には第2巻が早々に発売です!よろしくお願いします。来月は雑誌も表紙を飾る予定ですので、楽しみにしていてくださいね。

さて近況ですが、4月もバタバタしている間に、もう下旬。月日の流れの速さと原稿の進み具合のギャップに焦りを感じたりしつつ、旅に出かけてきました。行き先は出雲です。
画像は行った先で見つけた銅鐸の車止め。
銅鐸といえば、いまだに使い道もさだかでない謎の青銅器ですが、まさか車止めに使われる日がくるとは、弥生時代の人も思ってなかったに違いありません(もちろん本物じゃありません)。
一応、仕事の旅でしたが、海を見たり山を見たり、気がつけば、よい気分転換になりました。
といいながら、頭の中は収穫物で満タンになったので、これから資料と頭の整理などもしながら、いろいろ煮込みたいと思います。

(前にも言った気がしますが)去年あたりから本格的に色々な出版社さんとのお仕事をさせていただいておりまして、ご依頼を受けた順にひとつひとつこなしている、という状況ですが、時折細かい〆切が複数重なって頭の検索機能が追いつかなくなることもあり、自分自身のマネジメント能力が欲しいと思う今日この頃です…。
一カ所のみで書いていた頃は、それ全て担当さんが引き受けてくれていたのだな、と思うと、ありがたかった…。

トシを重ねて経験を積むと、若い頃とは考え方も変わりますし、体内で時を刻むリズムのようなものも変わっていきます。昔はこれでいいと思っていたスタンスやスタイル(体のじゃありません)も、今の自分の感覚には合わなくなってきたりもします。
だからこそ、「その時」にしか書けないことに意味があるんだ、と思っているのですが。
そういう変化があるので、自分というものが何者であるのかは、結局のところ、人生を幕引きするまで分からない。というか、その時には私は死んでいるので、結局わからないままなんでしょうが。
「死んでしまった人間は何故、ああもはっきりしっかりとしているのだろう」
というようなことを川端康成先生も言っていたそうですが、たしかにそうだなあ。と思う今日この頃です。

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