2025年04月の日記

読み切り短編「オフロサマ」公開&陸前高田市立博物館訪問
- 2025/04/02 20:55
桜の花が一気に咲き始めたと思ったら、この寒さでつぼみもすっかり縮こまってしまったようですね。
おかげで長く楽しめそうで嬉しいです。
さて、集英社オレンジ文庫のWEBサイトに新作が載ります。
オレンジ文庫十周年を記念しまして、「魔法のある日常」をテーマに、読み切り短編を複数の作家でリレーする企画。
第三回目は私めです。タイトルは、
「オフロサマ」(イラスト Shiho先生)
お風呂を守るフロガミさまと老舗銭湯のお話。
軽い読み口の読み切りですので、お風呂に入った時のような気分で、頭を使わずにゆっくり読んでいただければ、と。
ちなみに昭和感溢れる温泉も銭湯も大好きで、
昔ながらのお風呂にはなぜあんなに癒やされるのでしょうか。
そんな問いを自分になげかけながら、書きました。
ぜひ、楽しんでくださいませ。
ここからは近況です。
先日、陸前高田市立博物館を訪れました。
「遺跡発掘師シリーズ」岩手編でお世話になった博物館。
東日本大震災の津波で大きな被害を受けましたが、瓦礫と泥の中から46万点に及ぶ資料をレスキューし、地道な保存処理と修復作業を重ねて、2022年に再建復活しました。開館の知らせを聞いてから、ずっと訪れたかったのですが、このたび、ようやくそれがかないまして、取材でお世話になった熊谷賢主任学芸員とも10年ぶりに再会を果たしました。
当時はまだ(脱塩のため)水槽で水に浸かっていた漁撈具が、すっかりきれいになって展示されている姿を見て、胸が熱くなりました。
本当に素晴らしい博物館。
ふるさとの「たからもの」への愛着と誇り、学芸員さんや関係者の皆さんのたゆまぬ努力と不屈の信念が結晶して、見応えのある展示内容でした。
ちょうど「陸前高田のオシラサマはいま~令和に伝える謎の民間信仰~」という特別展が開催中で、たくさんの素敵なオシラサマたちとも会えました!
ほんとうに親しみ深く、所有者家族とのエピソードがほほえましく、すっかり魅了されました。
見終わった後もあのあったかい空間が大きな玉になって、私の中に残っているような気がします。大好きになりました。
実はその日は物凄い風で、暴風に逆らいながらなんとか博物館にたどりついたような有様でして。その暴風のせいで東北新幹線が止まり、帰れなくなってしまって、もう一泊することになったのですが、そのおかげで閉館までゆっくり楽しむことができました。これもオシラサマからのはからいだったのかしら、と。
熊谷先生、陸前高田市立博物館の皆さん、ありがとうございました。
またぜひ訪れたいです。
(ちなみに今回の読み切り「オフロサマ」ですが、無量のほうのシュラバ中からずっと「オシラサマに会いたい会いたい」と思っていて、やっとシュラバがあけたので日帰り温泉に行き、ほっと一息ついた時にふってきたアイデアでした。頭の中で合体したのかな??)
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