Diary

2024年の日記

「炎の蜃気楼R」8巻発売しました。

  • 2024/01/27 02:12

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2024年が始まってすでに一ヶ月が経とうとしておりますね。
能登では元日から大変な災害が起きてしまい、被災地はもちろんのこと、遠く離れた地の皆さんもお正月気分ではいられなかったかと思われます。被災された皆さんが1日も早く落ち着いた暮らしを取り戻し、心安まることができますよう、お祈りいたします。

遅くなりましたが新刊のご案内です。

コミカライズ『炎の蜃気楼R 8巻』(浜田翔子先生/秋田書店ボニータコミックス)

今回はあちらこちらでバトルが勃発。山形では直江vs義姫(於東の方。政宗の実母)仙台では千秋と綾子vs高坂。譲も合流し、高耶は景虎の力を手に入れるため、強力な自己暗示の壁を破ろうとしますが……。
スーツで決めた伊達組の皆さんが揃うと、ちょっと任侠物風味になりますね。たまりません。戦国武将のスーツ最高。政宗は黒シャツなとこも最高。
よろしくお願いします。

さてこの一週間ばかり、インタビュー記事や過去作品の確認&修正作業などしておりましたので、自然と来し方を振り返る心持ちになっておりました。
今だからこそ見えることもあったりして、発見は尽きません。
2月25日発売の『SFマガジン4月号』(早川書房)にて「BLとSF」特集が組まれるのですが、その中でミラージュを中心にしました桑原水菜インタビュー記事を載せていただくことになりましたので、ぜひチェックしてみてください。

それでは本年も桑原作品を何卒よろしくお願い申し上げます。

SFマガジン&ホラーシルキー

  • 2024/03/06 06:52

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春は三寒四温と申しますが、ここにきて寒い日々が続きますね。
遅くなりましたが、お知らせ二点です。

『SFマガジン4月号』(早川書房)
特集「BLとSF2」のインタビューコーナーにて。
『炎の蜃気楼』を中心に『赤の神紋』やリブレで発表したBL作品について語りました。
構成と記事は少女小説研究などでおなじみの嵯峨景子さんです。
今回お呼ばれした意図はBLというジャンルの歴史を紹介する一環でミラージュの立ち位置や果たした役割をみる、というのが主眼だったかと。
ミラージュという物語は要素が多岐にわたり、ジャンルを越境している作品なので、一口には説明できないのですが、改めて男同士の愛という視点で振り返り、当時の少女小説やBLジャンルの盛り上がりの中で何が起きていたのかを振り返ることが出来ました。
SFマガジンというコアな場所でミラージュを語るというのも不思議な体験でしたが、溝口編集長によれば「(ミラージュにも)おおいにSF要素ありますよ」とのことでしたので、機会があったら(個人的に)掘り下げてみても楽しいかも。
そもそも「サイキックアクション」でしたね。子供の頃から超能力もので育ちました。高耶たちが使うのも念動力(サイコキネシス)とか思念波(テレパシー)などにあたりますよね。
また第四部などは特にSF色あるな、とは自分でも感じていたので、この機会にぜひそんな視点からも読んでみてもらえたら嬉しいです。

そして、コミカライズでは白泉社版「炎の蜃気楼」が同じ白泉社の電子雑誌『月刊ホラーシルキー』でリバイバル連載が始まりました。
かつてセリエミステリーで浜田翔子先生が連載していた原作第1巻のコミカライズを画像リマスターしてお届けするというものです。
なにもかもが懐かしい!
しかも扉は浜田先生の新規描き下ろし。
月刊なので基本毎月掲載ですが、不定期連載なので載らない号もあるようです。告知をチェックねがいます。
秋田書店ミステリーボニータで連載中の「炎の蜃気楼R」と同時進行で読めるのは、贅沢ですね。
どちらもよろしくお願いします。

コミカライズ『炎の蜃気楼R』9巻発売直前&今後の予定

  • 2024/06/12 10:24

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新刊の作業も着々と進む中、久しぶりの更新になります。
さて発売には少し早いのですが、

『炎の蜃気楼R 9』漫画 浜田翔子先生
(秋田書店ボニータコミックス)

6月14日発売です。

9巻はアクションにつぐアクション。《力》を取り戻した高耶と夜叉衆による全開バトル。

最上vs伊達&上杉連合による呪法合戦はスケールが大きくて、読んでいるこちらまで圧倒されました。
この仙台バトルを漫画で見られるなんて……、すごい。浜田先生すごい。
めちゃ震えました。
譲のやばさも全開。チーム伊達のスーツ姿の魅力も全開。
見応えある一冊なので、ぜひぜひお手にとってみてください。

ここからは【今後の予定】です。

7月25日頃 『遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣』角川文庫
9月21,22日 舞台『炎の蜃気楼 昭和編シリーズ』上演イベント(トライフルエンターテインメント)

第19弾となります無量の新刊、舞台は愛知県。
名古屋の街の真ん中を掘ります!
カメケンにも大きな動きがあり、無量の心の内は……。
7月25日発売です!

さらに舞台『炎の蜃気楼 昭和編』シリーズの上演十周年プロジェクトが始動しました。

まずは『豪華特典付き Blu-rayBOX』の発売が決定しました。
完全予約生産になりますので、お買い求めされる方は必ず予約をお忘れ無きよう(9月末〆切)
特典小冊子のほうでは、私も昭和編の新規書き下ろし小説などで参加します。原稿用紙20~30枚ほどの短編を考えていますが、ボリュームにつきましては内容により増減するかと。舞台への深い感謝をこめて書かせてもらう所存です。
他にもキャストさん(景虎役・富田翔さん、直江役・平牧仁さん)による特典映像などもあるとのこと。

さらに全五作の上演イベントが決まりました。映画館の大きなスクリーンで見ることが出来るまたとない機会になりますので、ぜひ。(チケット発売は7月頃の予定)
詳細は十周年プロジェクトの公式ページをごらんくださいませ。

というわけで、急ににぎやかになってきました。
他にもまだ小説掲載の予定などありますので、こちらは追ってお知らせします。
どうぞよろしくお願い致します。

『遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣』発売しました

  • 2024/07/25 23:16

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酷暑にゲリラ豪雨……と極端な天候が続いておりますが、皆さんお元気でお過ごしでしょうか。
さて。本日、無事、新刊発売いたしました。

『遺跡発掘師は笑わない マルロの刀剣』
装画 睦月ムンク先生/角川文庫

シリーズ第19巻。今回の舞台は愛知県!

忍の決断によってカメケンに激震が走る中、無量は名古屋へ。
発掘現場は大須の繁華街のど真ん中にあるお寺。
そこで出会ったのは発掘手伝いで参加することになったシム・ソンジュという韓国人青年。
戦後に移転したという寺からは、怪しい土管が見つかり、不発弾ではないかと騒ぎになるが、その中に入っていたのは……!

忍の決断で物語は動き、無量たちにも大きな転換期が。
そして今回のテーマは「戦争遺跡」。
描いて行くにつれ、不思議と「ものづくり県・愛知」という県の特色が浮かび上がることにもなりました。
遺物に秘められた過去のエピソード、発売時期とも重なり、より感慨深く読んでいただけるのではないかと思います。

睦月先生の装画に登場したもうひとりの青年は、ソンジュ。
なかなか面白いキャラになったのではないかと思います。
(また睦月先生がうまく特徴をとらえてくださってうれしい)
どんな人物なのかは、ぜひ、文中で確かめてください。

カドカワストア(web書店)ではサイン本の取り扱いもございます。
紀伊國屋書店前橋店様では新刊+既刊+カサンドラのサイン本も取り扱っていただいております。(なくなり次第、販売終了)

よろしければ、ぜひ。
お手にとってみてくださいませ。

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