Diary

2015年10月の日記

雑誌Cobalt「桑原水菜25周年特集」!!

  • 2015/10/02 14:20

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雑誌Cobalt11月号、発売しました!
「桑原水菜デビュー25周年大特集」を組んでいただいております!
60pに及ぶ大ボリューム。内容は盛りだくさんです。

□桑原水菜スペシャルインタビュー&作品徹底解剖
□桑原水菜☓富田翔さん☓荒牧慶彦さん座談会「舞台炎の蜃気楼」を語る
□「炎の蜃気楼」東城和実先生、浜田翔子先生、ほたか乱先生、高嶋上総先生による特別描き下ろし
□「炎の蜃気楼昭和編」ロケ地めぐり 漫画byいのうえさきこ先生
□スペシャルトリビュートイラスト 紫真依先生&宵マチ先生
□復刻版カバーイラストピンナップ 東城和実先生&浜田翔子先生

□別冊ふろく「のうまくさまんだ こんぷり~と」ほたか乱先生
□オトメの社会科見学 舞台ミラージュスチール撮影 冬乃郁也先生

表紙イラストは、高嶋上総先生による昭和編イラストです。なんとも貴族っぽい雰囲気の景虎と直江。すてきです。
別冊ふろくは雑誌等に掲載したほたか乱先生の邂逅編まんががついに一冊に!このためにたくさん描き直しや描き足し作業をされたとのことで、見応えがさらにアップしています。
そして歴代イラストレーターの先生方による特別描き下ろし。東城先生にいたっては20年ぶりということで大変胸熱の一枚となってます。それぞれの先生方の描き下ろしが一堂に会するなど本当に貴重な機会。ありがとうございました。
トリビュートイラストの紫先生と宵マチ先生の愛に溢れたミラージュ絵、眼福です!
さらにインタビューや小説の扉を、くすみことこ先生が担当。嬉しい!!
さらにさらに、アニメやドラマCDにて、20年以上にわたり景虎と直江を演じてくださっている関俊彦さんと速水奨さんからもコメントをいただきました!ありがとうございます!
そして、

□25周年記念 桑原水菜書き下ろし短編小説

今回はスペシャルなものを…と各シリーズのメインキャラたちが登場しますスペシャル
小説になりました。お祭り気分の企画小説なので、ひたすら笑っていただければ嬉しく。たぶんどの本にも収録とかはされないものなので、ここだけのスペシャルです。

というわけで、何か漏れは……漏れはないだろうな。どきどき。
長年にわたり、応援してくださった皆様への感謝をこめました。
楽しんでもらえますと、うれしいです。
是非、手にとってみてくださいね!

舞台『炎の蜃気楼昭和編 瑠璃燕ブルース』開幕

  • 2015/10/09 03:22

舞台『炎の蜃気楼昭和編 瑠璃燕ブルース』開幕しました!
前回、好評を博し、今年は北千住にあるシアター1010に場所を移し、スケールアップした舞台になりました。
前回のメンバーに加え、新しい面々を迎えまして、パワーアップ。
演出は松崎史也さん。前回の風味を踏襲しつつ、さらにスケール感のある熱い人間ドラマとなりました。
今回の目玉は、新メンバーたち。
安田長秀役の藤本涼さん。高坂弾正役の富田健太郎さん。
お二方ともミラージュにはなじみ深いキャラを、大変真摯にかつ軽妙に演じてくださって、「ついにこのふたりきた!」とわくわくさせること必至。
そして、ゲストキャラとしまして。
東雲次郎役の中村龍介さんと、ナッツ役の川隅美慎さん。
今回の「瑠璃燕~」はこのふたりの絆の物語ともいえるもので、おふたりの熱演が、物語を力強く引っ張っていってくださってます。
ほんと素晴らしい。
レギュラーメンバーの演技も、それぞれに厚みを増し、進化と深化を遂げています。
そして、アクションシーンも増量。
クライマックスの東京タワーのバトルは圧巻です。
昭和という時代のにおいとともに、ひととひとの業と絆が、熱く太く描かれてます。
そして、景虎と直江のふたりの関係も、濃厚です。景虎役の富田翔さん、直江役の荒牧慶彦さんの密度を増した熱演に、ぜひご注目ください。
晴家役の佃井皆美さん、色部役の笠原紳司さんとともに、夜叉衆五人揃った調伏も圧巻。
織田信長役の増田裕生さん、蘭丸役の林修司さん。執行社長役の水谷あつしさん、美奈子役の今出舞さん。そして今回も様々にチャレンジをしてくださる殺陣衆の皆さん。
この魅力的な面々が繰り広げる迫力の物語を是非、その目でごらんくださいませ。

当日券もございます。是非、いらしてください!
臨場感溢れる、舞台ミラージュの世界を、ぜひ!

13日まで。
北千住のシアター1010にて。

お待ちしております!

舞台も無事終わりまして…(その1)

  • 2015/10/22 01:45

舞台『炎の蜃気楼 昭和編 瑠璃燕ブルース』全公演、無事終了しました。
すでに千秋楽から一週間経っておりますが、やっといろいろと落ち着いてきましたので、振り返ってみたいと思います。

今回の劇場は北千住にあるシアター1010でした。
前回よりもキャパ二倍以上の大きな劇場で(キャストさんが揃うスケジュール優先で空いていた劇場のひとつが1010だったとのことですが、もちろん興行的な勝算があったからこその辻p様のご決断だったわけでして)ふたをあけてみれば、連日たくさんの方に来て頂けて、二階席まで埋め尽くした光景は本当に壮観でした。
内容もスケールアップして、見応えのあるものに。
演出の松崎史也さんは、前回の伊勢直弘さんの演出をベースに置きつつ、心の機微を捉える丁寧な描き方とダイナミックなアクション、その両方を同じ熱量で舞台に載せてくださいました。
『瑠璃燕ブルース』は、戦災孤児だった若者の絆の物語でもありました。
次郎(三千夫)役の中村龍介さんは、ひとつの舞台でこれだけ熱も想いも色調変化も求められる役は本当に大変だったと思うのですが、見事な集中力で演じ遂げてくださいました。リアルファイトもすごかった。
そしてナッツ役の川隅美慎さん。「瑠璃燕」のタイトル通り、ナッツという若者の抱えてきたものをまっすぐに胸に届けてくれたと思います。最後の場面で披露するドラムのために先生のもとで猛特訓したとのこと。その成果が存分に出た、良いラストでした。

ミラージュは夜叉衆のストーリーを縦軸にしつつも、エピソードごとの主役は、現代人であるという。今回は、そういうふうに現代人に寄り添って生きてきたであろう夜叉衆の姿が、印象深く。
その一方で、景虎(加瀬)と直江(尚紀)の関係性も掘り下げられ。
見せ場のひとつでもある氷のシーンは、客席の空気が凄かった。物音ひとつ立てない、立てられない。そんな緊張感の中で、たったふたりの対峙。広い広い舞台の中で、そこにだけ全てが集中するあの感覚。そういう研ぎ澄まされた空気を生み出した景虎役の富田さんと直江役の荒牧さん。見えない刀で切り結ぶようなやりとりでした。
景虎役の富田翔さんは、観に来てくださった関係者のご友人から「真ん中に立つ覚悟のある人が真ん中に立つ舞台」だとお褒めいただいたほど、この作品を役を背負って演じているのがひしひしと伝わり。取り組み方から何から真摯。そして景虎ならではの色気が素晴らしく。我らが座長は情熱のかたまりでした。

荒牧慶彦さんは前回の舞台でかなり直江という役に悪戦苦闘されてたようですが、今回は、役を掴んだという自信が演技にもはっきりと出ておられたように思えます。あのささやきには、本当にぞぞっとしました。四〇〇年生きた人間の厚みというものを、体得していっている。あの難しい感情も。その進化と成長ぶりにまたまた驚かされました。

(長くなりましたので、次に続きます)
(※10/23 ちょっぴり訂正しました)

 

舞台も無事終わりまして…(その2)

  • 2015/10/22 02:27

そして今回から新たに加わったレギュラーメンバー。

安田長秀役の藤本涼さんと高坂弾正役の富田健太郎さん。
おふたりとも大変なプレッシャーの中、手探りで役作りを必死になされている姿をお見受けし、適宜助言などさせてもらいながら応援しておりました。そのおふたりが突然「化けた!」と感じたのは、本番数日前。
何か確信を得る瞬間があったのだろうなと思います。そこからは自在。
長秀の長秀感(!)高坂の高坂感(!)……脱帽しました。
もっともっと観ていたいと思った。実に興奮しました。

また特筆すべきは、前回に引き続き殺陣衆に入っておられたお三方。
ゴールデン街のママ役の中野高志さん、八海役の遠藤誠さん、マサ役の湯浅雅恭さん。
中野ママ…衝撃的でした。でも実はとても大事なシーンでして、そういう荷を背負いつつのママという役どころを、中野さんは真摯に取り組んでくださいました。
このシーンの内容。当初はレガーロだけのやりとりだったんですが、私がどうしてもひとつの場面として見せたいと要望し、ママ役が急遽必要となって中野さんに。大正解でした。
ミラージュではおなじみの八海。遠藤さんの八海はとても有能感に溢れ、頼もしさ満点でした。「ああ、このひとがいたから夜叉衆なんとかなってるんだ!」と心から納得。打ち上げの席でサラダをとりわけする姿すら八海でした!
そしてマサ。とうとう原作にまで登場してしまったマサさん。執行社長にもかわいがられている姿がレガーロ名物でしたが、今回ナッツ投入で先輩格に!もはやマサの姿がないレガーロはレガーロではないくらいに印象的でした。

そのお三方に加え、新たに加わった殺陣衆の菅原健志さん、小笠原竜哉さん、北村海さん。怨霊もちんぴらも操られた一般市民もレガーロの客も、そして舞台転換も、八面六臂どころの騒ぎではない大活躍ぶり。小笠原さんが「夜叉衆に調伏される興奮をおぼえつつ、そのかっこいい姿を間近にみてしびれる」と語っておられて、私も調伏されたいと思いました!

舞台も無事終わりまして…(その3)

  • 2015/10/22 02:52

レギュラーメンバーの安定感。
マリー役の佃井皆美さん。そう長くはない稽古期間でラストの生歌を披露しなければならないという大役に物凄いプレッシャーを感じて取り組んでおられた姿が今も目に。ようやくいつもの弾けるような笑顔が見れた時は私もほっとしました。
色部役の笠原紳司さん。とにかく大黒柱感に溢れてました。夜叉衆が状況に振り回される中で色部さんが物事の要点を捉え、伝わりやすく伝えてくれる。物語の緩急をさばいてくれる。その頼もしさったらなかったです。

そして織田勢力。
朽木(信長)役の増田裕生さん。出番こそ前回より少なかったのですが、要所要所のインパクトが。元祖演じ分けの王。今回はクライマックスでの信長の心情変化が見せ場でした。野望者としての信長、朽木、舅としての信長。それらの心の動きを短い時間に凝縮する底力、圧巻でした。
ハンドウ(蘭丸)役の林修司さん。今回は対立構図が明確になった分、敵役としての存在感がより求められたかと思うのですが、時に怪しく時に不気味に時にまっすぐと。殿とともにある唯一の臣下として怪演してくださいました。トークでの面白さも抜群!

美奈子役の今出舞さん。美奈子も出番は前半だけだったのですが、ウェディングドレスで革命を弾く姿が雄々しかった(!)です。恋をしてはならない身で初めて恋を知った美奈子に寄り添い「普通の女の子なんだなあ」と仰ってた舞さん。この一年で女優として成長した姿が見られ、頼もしかったです。
しめは執行社長役の水谷あつしさん。レガーロが皆の帰っていく場所だというのは、やはり社長の懐の深さのおかげなんだな、と深く実感。重くなりがちな空気を軽やかにしてくれる社長の、人生経験に裏付けされた余裕は、水谷さんだからこそ。私もほっとしてしまいました。

舞台も無事終わりまして…その4(終)

  • 2015/10/22 03:47

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(簡潔にまとめるつもりだったのが、どんどん、どんどん長く……。長くなりすぎましたので読める方だけ読んでください)

でもこんなに長く書けるのも、書けるだけのエネルギーを舞台から受けたからであり。
素晴らしいスタッフワークに支えられていたからこそで。
たくさんのプロの皆さんがつぎ込むエネルギーがひとつとなり、集合体として現れる舞台は、しかも限られた時、その時にしか現れない。幕がおりれば消えてしまう。
その力強さとはかなさが、私が舞台に惹かれてやまない理由でもあります。
前にも書いたけど、これこそまさに「炎の蜃気楼」
舞台とは現象であるという意味で、命と同じなんだろうなと思います。

脚本の西永様。あのボリュームの物語を限られた場限られた尺で形にするのは、大変な作業だったと思います。私以上に把握しているのではないかと。ありがとうございました!
演出助手の矢本様。この現場でのミラージュ王。矢本さんがいれば安心。矢本さんバンザイ。演出助手として現場にも精通し物語にも精通し。陰のMVPです!
ヘアメイクチームの皆様。スーパー三人の魔法使い。キャラ再現というレベルを超えて生身の人間としての魅力を引き出す技術に何度も瞠目しました。今回は私にも魔法をかけてくれてありがとう。
衣装チームの皆様。楽屋で衣装の手入れをずっとずっとされてるお仕事ぶり拝見して、縁の下の力持ちとはこのことだと思いました。お誕生会で舞台袖に出る時「先生、素敵ですよ」と一言魔法をかけてくれたのが忘れられません。
トライフルの小川さん、清水さん。いつもロビーや楽屋で明るく迎えてくれてありがとう。お忙しい中ありがとう。おふたりとのやりとり、ほっとします。ありがとう。

舞台監督の横川様はじめ、美術・音響・照明・映像……たくさんのたくさんのスタッフの皆様に感謝し、御礼申し上げます。

そして最後の最後に。
辻圭介プロデューサー。
辻さんの「作品を愛して大切にする姿勢」そして「それを形にする姿勢」。
商業という現場では、そうは思っていてもできない事情、様々な事情に阻まれて、時に一番大事に思っていた物も見失ったり手放したりすることも少なくない。それに囚われるあまり、現実の世界では生き残れなくなることだってある。
そんな厳しい世界で、心を守り通して、何かを生み出していくのは、本当に困難なことだと感じます。
そういうものと闘いながら、現実にしていく。その実現力。
ついつい頭でっかちになりがちな作家は、大変刺激を受けました。
お誕生会のあとの帰り道、私が「今日が人生のピークかも」なんて言ったら「まだまだこんなもんじゃないですよ。こんなのは序盤です。もっとすごいものを見せます」と仰った辻さん。
こんなこと、ふつう言えません。はったりだって言えません。
もっとすごいもの、もっとおもしろいものをお客様に見せたい。その気持ちが原動力なんですね。
実現するために行動する。その情熱に、私も夢を見ています。
本当にありがとう。

たくさんの方々との絆を深めたこの舞台は、
ありがたいことに、私の人生最愛の舞台となりました。
一緒に観てくれた皆さん、本当にありがとうございました。

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