Diary

2008年10月の日記

本日発売日

  • 2008/10/01 14:55

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本日『シュバルツ・ヘルツ ゲスタァン -カラクムルの機械神-』がコバルト文庫より発売です。
任務活動で世界を飛び回るアイザックやケヴァンら超騎士の活躍を描いた本シリーズも、第二弾目。いつものごとくアースガルズに軸足を置きつつ、毎回舞台は(基本的に)世界各地の赴任先です。
今回の舞台はニューヨーク&中米ユカタン半島付近。ライバル集団も登場し、古代遺跡の超オーパーツを巡って争ったり手をくんだり。アクション繰り広げてます。
書き下ろし短編「シュタルンベルク湖の幽霊」も含め、四作収録。
盛り沢山でお送りします。超騎士の皆さんもイイ味出してきた…かも。

カバーは夢花李先生の、まったりくつろぐ二人と一頭が目印。(夢花先生、漫画のお仕事が大変な中……しかもどんどんお忙しくなられる中、いつもありがとうございます)

ゲスタァンは割と独立したシリーズなので、本編未読の方にも入りやすいと思います。どれも短めなお話なので(一冊で何本も読める連作集を目指しました)いつもなんだか長い(……)桑原作品を、気軽に読みたい方にも、お薦めします。
この機会にぜひ☆
(で、気に入っていただけたら本編もぜひ。ゲスタァンから入る方は、本編の冒頭で結構びっくりするはずです)。
どうぞお楽しみください。


    追伸 本文にいくつか誤字発見…なんてことだ
       何だか妙な文章に お見苦しく申し訳ありません

ソフトにもハードにも

  • 2008/10/05 11:03

ゲスタァンは超騎士の任務エピソードが主体のお話です。このシリーズは、どちらかというと「異世界もの」の逆パターンで、ホームは異世界だけど実際活動するのはこちらの世界という軽い逆転現象が見られます。
 アースガルズというパッケージだけ見ると、一見異世界ファンタジーかな、と思われそうですが、現場は普通に現実世界なので、私の感覚ではちょっと不思議な力も使うスパイ大作戦(スパイじゃないけど…)です。
 今のところオーパーツ絡みでファンタジー色が強いですが、本当はもっとどろどろした現実の思惑の中で活動してる面も書いてみたい。一応コバルトというレーベルでどこまでやっていいものか、悩むところもないではないですが、精霊術も使いながらファンタジー的ではなくハードな奴も一発書いてみたい、というのが今の願望です。(ザックの性格がリミッター…)

といいつつ、シュタルンベルクみたいな話も楽しく書けて大好きなのですが…
皆さんはこういう感じのほうが好き?

本編のラムリア編も次回ついにクライマックス。
超騎士=指輪主(リング・マスター)の系譜と記憶が、今後の展開の鍵になっていくので、それぞれの動きから目を離さずに。

きんもくせいの香りが心地いい季節になりました。
栗のモンブラン食べたい…。
また明日。

奏☆Day

  • 2008/10/06 19:51

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某マトマニアくんのおかげで、最近じわじわとマトリョーシカものが身のまわりに増えてきた桑原です。
今年はこんなかわいらしいバースデーカードもいただいてしまったので、奏バースデー合わせで御披露。ちなみにキーホルダーのは中がミラーになってます。

そんなわけで今日は奏の誕生日と定めた日ですが、シュバは作中年代がはっきりなので、生年月日で星占いまでできるのが画期的というか、なんというか(^-^;
先日、奏と同年生まれの読者さんからお手紙をいただきまして、もう高校卒業も近いと知り、ぎゃ!となりました。早!うかうかしてると、どんどん離れていってしまう。成人式の年にまだ中学生ってことにも…(いまさらですか)
90年生まれ…ですよね。
私がデビューした年です。
妙に親近感が…。一緒に頑張りましょう。
そしていま奏と同学年の方々は、受験勉強、頑張って(*^-")b
私の作品では最年少主人公な奏ですが、和むからと甘やかすことなくビシビシ鍛えたいと思いますよ〜。
先輩たちに追いつくべく、ガンバレ。

そして、先日の「四周年記念サンクス小説」携帯電話からも読めるようになりました。
こちらのアドレスからどうぞ。

http://mizuna.info/k2/

携帯からも楽しんでいただけますように☆

オーラの色

  • 2008/10/09 20:52

(信じるか信じないかは、おのおので…ということで)

ある年上のお友達のお話。その方は、日付が色を伴って見えるという不思議な感覚の持ち主でして(音や匂いが色を伴って感じられる人もいるのであながちないことではないよう。共感覚ていうんだったかな?)なんと数字だけでなく、オーラの色まで見えるのだそうです。
その時の私がまとってたオーラは、緑色だったのだとか。
誰かさんとおんなじ、と思いつつ…。
どす黒い緑色とかでなくてヨカッタ。

あと皆さんの脳内イメージで、一年間ってどんな形(感じ)で頭の中にありますか?
私の場合は、反時計廻りの円盤(輪)の形をしてて、右側に起点があって、1月が時計でいう二時あたりにあります。反時計廻りで、大体春が十一時あたりで、夏が十~八時あたりで、秋が七~五時あたり…というふうに位置のイメージがあり「いまはこのへん」と思いながら、ぐるぐるめぐるかんじです。
ひとによって違うらしいので、周りのひとに聞いてみると面白いかも。

導師(グル)と私

  • 2008/10/11 23:44

(しかし…物書いてる時の私は、たぶん話や場面によってオーラの色が七変万化しまくってるんじゃないかと思います。しかもかなりドス黒いと思います…← )

そんなわけで今日は師弟のお話。
師弟というと、榛原とワタルとか藤崎とケイとかが頭に浮かびますが、(夜叉衆は基本的に主従なので、色部さんと景虎にしても師弟という感じではないですし、けっこう全部独学だったんだな…と思うと、それはそれですごいひとたちだ)

やはり筆頭はジュードとケヴァンではないか、と。

師は女好きで一見遊び好きな独身貴族。その弟子はできがよくて、時に女遊びが過ぎる師を、鳩に化けてでもたしなめます。大雑把すぎる師を持つと弟子は苦労性になりますが、そんな師のさりげない包容力に育てられていることを、弟子もそれなりに実感しているので、
師の素行にあきれ果てても、最後にはちょっと苦笑いがまじってしまったりもします。
ジュードは元々個人主義っぽくて人を育てるようなタイプでは決してないはずなので、導師になるときも実は猛烈に抵抗したものと思われます。が、無口無表情だったケヴァンをひとめみて「ちょっとこいつは…俺じゃなきゃだめなんじゃ…?」とちらと思ったりしたのでは。
そんなふたりの出会いのエピソードも書いてみたいと思わせる師弟です。そんなわけで今日10月11日(ジュードの誕生日になってる日)は「師弟の日」に決定。

14歳の地図

  • 2008/10/17 02:34

人生において、中高生だった時分の友達は特別なものですが、
中学時代の友達と高校時代の友達とでは、
やはり、心の中にいる場所が少し違うようです。

中でも、とびぬけて多感な14歳くらいの頃に築いた絆は不思議なもので、
ずっと会わなくてもどこかで繋がっていられるような、
そんな気がします。

私の中学時代といえば、バレーボールなしには語れないところがありまして…。バレー自体は小学生の時に始めましたが、そのきっかけもずいぶん頼りなく、周りに誘われて断りきれず嫌々参加したのが最初でした。紆余曲折へて、気がつけば、中二の時には主将もやらせてもらったんですが、周りから見ればさぞかし頼りない主将だったんじゃないかと思います。
そんな頼りない主将を見守り、支えてくれたのが、Kマネージャーでした。小学時代、転校前のチームでセッターをやっていて、始めたばかりの頃の私は「うまいなあ」とひたすら感心+憧れの目線で見ていて運良く友達になってもらえたんですが、彼女は膝を痛めていて……。
新設中学で新設チームを作るにあたって、彼女がマネージャーを申し出てくれた時はどんなに心強かったか!
私のオタク志向を擁護してくれたり、時には叱咤激励してくれたり…。当時の私が、心から信頼してた戦友…といっては大げさかもしれないけれど、今も特別な記憶の中にある友のひとりです。

私、このとおり元気でやってますよー。
あなたはいまどんな人生を歩んでおられるのでしょう。
中学時代あなたの書いた小説をみせてもらった時、それがあまりにも上手で、私は自分の書いたものが恥ずかしくなってしまい、とうとう見せることができませんでした。
そんな私が小説家になっているというのも不思議なものですが、
あの時「私もうまくなりたい」と思った気持ちが、ひとつの糸のようになって、今この時まで続いています。

私も、ずっと、がんばるよ。
がんばってるとこ見せることで、あなたのことを応援してるから。
またいつか、会えるといいね。

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