Diary

2009年06月の日記

本日XX発売日

  • 2009/06/02 23:48

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本日『シュバルツ・ヘルツ ―黒い心臓― 神々の脈拍 vital.XX』の発売日です。ラムリア編完結しました。
湖底都市ラムリアを巡る騒動は、たくさんの謎を暴いて、ひとつの終着点に。黒い心臓(アドルフ)の人格生着に脅かされながらも、奏は、ロキの隠匿石を手に入れるため、管理体系プログラム・ラムと闘います。
ルドルフが明かすケヴァンの秘密、アドルドの出会い、マリエスの真意など見所は怒涛ですが、要所要所で一番頑張っているのは実はザックだと思います。ヒーローとは言いませんが、成長のあとが。旧人類との因縁や最初の指輪主のこと、鍵を握ってます。
今回はほんと「小説書きは体力」を地で行ったので。体鍛えます。リポ●とユン●ルいっぱい飲んだな…。
次回に向けて仕込み中。よろしくお願いします。

6月6日なので。

  • 2009/06/06 01:19

こんにちは。新刊いかがでしたでしょうか。
6月6日というのがケヴァンぽかったので、ちょっぴり出てきました(ダミ●ンじゃありません)。妙に親近感が湧く日です。いっそ6時6分に更新しようかと思いましたが……。
ケヴァンのピンカバーをまじまじと見て「あ、この人は本当に十五歳の体なんだな」と妙に感慨深いです。できあがってない感が滲み出てます。夢花先生、ありがとうございます。
ラムリア編で面白いタッグだと思ったのは、ヘルムートと遼太郎でした。ヘルはリョータに顎つかまれた時はけっこうドキッとしてると思います。初めての体験。何か目覚めそうになってそうで危険です。(遼太郎的には不本意ですが)うっかり主従になっても、遼太郎のほうが上位にあるところがミソだと思います。
美咲とアランも。アランにぐらっといく美咲をみて、カナデはやきもきする自分に気づいてみるといいんじゃないでしょうか。男女ペアではルドとハンナが絵になりますね。

次回の展開はどういうあたりから切り込んでいくか、練っているところですので、お待ちください。

イルゲネスの三巻情報は次のアヴァルスの発売日あたりに解禁しますので、もうちょいお待ちください。イベントあります。
あ、ポメラ買いました。これもってオサレなカフェで仕事するのが
夢ですが、外では集中できないので何に使おうか…。
とりあえず実家で仕事する時とかにもっていこうかと思います。

赤いハゲタカ

  • 2009/06/14 10:59

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玉山鉄二さんが大変ヤボウございました。
こんなファンドマネージャーがいたら、そりゃ株主みんな流れるよと思いました。
今年は玉ちゃんイヤーのようです。
でも一番泣けたのはなぜか社長の解任決議でした。
画像は鷲津ファンドの株券。
百株450円。
てことは一株4.5円。鷲津ファンド危ないんじゃ…!?(笑)
ちなみに「本株券は裏面に伝言を書くためのメモである」と書き付けが。

映画『ハゲタカ』面白かったです。

資本主義って大変

  • 2009/06/14 20:54

そういえばシュバの新刊でも、ルドルフがラムリアファンドを立ち上げるとかぶちあげてましたけど。
ばしっとスーツを着てメガネとかかけて、記者会見で株式の公開買い付けを発表するルドを想像してみたり……。(NECONは赤いファンドを地でいくとも思う)
そんなニュースをお茶の間から煎餅か何か食べながら、ぽかーんと見ているカナデとザック。なんかよくわかんないけど、すごいことになってるぞ的な。
アドルフでもいい。もしアドルフがこちらの世界にいたなら、ドロップ会社からいつのまにかどんどん企業を買収していつのまにかグループができあがっていそうです。
ルドに買収を仕掛けられて闘うアドとか、色々想像したら楽しくなってしまいました。ホワイトナイトには勿論、超騎士の皆さんがついてくれるといいと思う。(=アースガルズ・ファンド)
うっかりそんなパラレルネタが思い浮かびましたが、ザックは年がら年中そんな妄想をしているのではないかと思います。

そういえば先日、お酒の席で、もしもミラージュを今の時代に書いていたらという話で盛り上がり、直江は今の時代の人らしくエコを主張しやっぱりプリウスとか乗ってるんだろうか…と考えたら物凄い違和感があり、やっぱり直江はいつの時代もバブルのままで、という結論に至りました。
時代ですね…。

本日アヴァルス発売日

  • 2009/06/15 21:44

本日、月刊『コミックブレイド アヴァルス』7月号の発売日です。「イルゲネス ~黒耀の軌跡~」第19話を掲載しています。
ついに「あの男」の居場所を突き止めたフォン。積年の憎しみを胸に復讐の時が迫ります。そのときジェイクは、エスは……!?
色々ハードになってまいりました。次回巻頭カラーですッ。お楽しみにです。
そして「イルゲネス~黒耀の軌跡~」第3巻が7月10日に発売します。
発売に合わせて石据カチル先生のサイン会と原画展を開催します。
(会場はそれぞれ違う書店さんになります)
そして恒例のおまけペーパー等も四種類、該当書店さんにて配布されるそうです。
イベント情報とおまけペーパー情報の詳細は、以下にリンクを貼っておきましたマッグガーデンさんの告知ページをご覧ください。

イルゲネス3巻・イベント情報
http://www.mag-garden.co.jp/ad/ilegenes3/index.html

カチル先生のサイン会、今回は渋谷です!
生のカチル先生に会えるチャンス!ぜひぜひ皆さん、いらしてくださいね~V

天使がみてるよ

  • 2009/06/19 21:17

(今日はちょっと時事問題について触れます)

臓器移植法の改正案が衆議院を通過したとのこと。
通過したA案は「脳死は人の死という前提で、年齢制限を撤廃する、家族の承諾のみで提供ができる」などで、海外に渡航しなければ移植の機会を得られなかった(しかも今後は渡航移植に規制がかかる)多くの患者さんに、国内で移植を受けられる機会が広がるのは喜ばしいことです。
日本でそれができたなら…! とずっと思ってこられた患者や家族の皆さんのことを思うと、本当に、大きな前進なんだと思います。

なのですが、提供する側は、本人の意思がなくても可…となると、自ずと(脳死状態で提供するか否か)決めなければならない家族の負担が増しますし、またそういう状況で納得できる選択がちゃんとできるかどうか、できる環境を医療側が整えられるか、……いまの段階では、難しい課題がたくさん立ちはだかりそうです。
(そうでなくても救急医療の現場は、ぎりぎりいっぱいで、臓器提供を申し出たら困惑された…というような話を聞くにつけ、それどころじゃないような今の医療環境で、本当に移植医療が進むんだろうか)
意思表示できない患者の代わりに、家族が決断しなければならない時の責任の重さには、多少身に覚えもあるので、ほんとうにこれでよかったのか、と悩む家族の皆さんの心情は、及ばずなから分かる気がします。それが脳死という難しい状態ならなおのこと。
本人の意思がなくても脳死提供ができるように、法律がなるとしたら、それによって重荷を負う家族が少しでも苦しまないよう、臓器提供を自分の問題として早いうちから考えて(応じるにせよ拒否するにせよ)前もって意思表示をしておくことが、これからますます大切になってくるんじゃないか、と。
小さいお子さんは、親御さんが代わりに考えなければならないのでとても大変だと思うのですが、できる限り、小さい子にも「こういうことがあるんだよ」という形で折に触れて教えていくことも必要かも、と。どう思う? と聞かれたら、小さい子なりに考えてみるでしょうし。
あの黄色い天使の(青いのもあるけど)ドナーカード、もう必要なくなっちゃうんだろうか…と思ったりもしましたが、そうじゃないな。
意思表示カードをもつことで、万一の時、家族が納得できる選択をする助けにはなるんじゃないか、と思いました。
そして、今後ますます移植コーディネーターの役割は大きくなっていくんじゃないかと。

私自身は「臓器提供は原則、意思ありきで」と思ってますし、A案は拙速すぎる感があるので手放しに賛成できずにいるのですが、推移を見守りたいと思います。

シュバルツを書き始めてから自ずと注目せずにはいられなくなった今回の問題……というより移植医療というもの全体、色々考えずにはいられなくなったのですが、誰もがそのあり方を否定されず、閉ざされず、前に進める解決方法を探していけますよう。

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