Diary

2013年08月の日記

小説屋sari-sari 8月号配信中

  • 2013/08/03 20:04

あっというまに8月に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて「小説屋sari-sari8月号」(角川書店)にて

「西原無量のレリック・ファイル まだれいなの十字架」第六話(最終話)

掲載しております。
長崎での事件もクライマックスです。120枚一挙掲載しております。

クライマックスは、無量vs忍、怒濤の宝探しです。いろいろと、ぎゅぎゅっとつめこんでおります。よろしくお願いいたします。

というわけで、連載のほうも無事終わりました。今回の連載(長崎編)をまとめた単行本が近々発売の予定です。

ページの都合で入りきらなかったシーンなども加えております。連載では描ききれなかったところも併せて楽しんでいただけるとうれしいです。

また発売日など詳しいことがわかりましたら、お知らせいたしますね。
とりいそぎ!

■電子文芸誌「小説屋Sari-Sari」
毎月2日刊行!
電子書店 BOOK☆WALKER http://bookwalker.jp/

※この商品は紙の書籍ではなく電子書籍(デジタルコンテンツ)です。閲覧にはiPhone/iPadまたはAndroid OS搭載端末(スマートフォン・タブレット)が必要です。
※PCに対応しているものもございます。
※他の電子書店さんでも扱ってます。発売日が少々異なりますがご了承ください。 

【追記】

……すみません。すっかりお知らせした気になっておりました。

ただいま発売中の雑誌Cobalt9月号の別冊ふろくに、ほたか乱先生の邂逅編まんが「のうまくさまんだ」掲載しております。夜叉衆の面々が相変わらずおもしろおかしいです。是非チェックしてみてくださいね。

夏休みなので……

  • 2013/08/12 00:19

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会津と裏磐梯に行ってきました。

実は去年も行ったのですが、前回行きそびれたところに……ということで、再訪問です。とはいっても、仕事を持って行ってしまったので、あいにく半分はホテルで自主缶詰になってましたが……。

裏磐梯では山の爽やかな空気に癒やされてきました。……といってもホテルにいっぱなしでしたが、ベランダに出るだけでも、緑濃い風が心地よく。夜は夜で、車の音もなにもしない静けさにひたりながら、ふだん自分がどれだけ様々な音や情報にもまれて生活しているかをあらためて実感しました。情報って、音はないけど、音と一緒なんですよね。たまには断って、自然と静寂の中で、黙考することの大切さが身にしみました。

 

会津は前回、県立博物館に行きそびれたので、まっさきに、そこへ。
福島は、実は化石王国でもあるとは聞いていましたが、フタバスズキリュウなんかの骨格標本が展示されていたり、なかなか楽しゅうございました。なぜかティラノサウルスもおりましたが……(出張中)
あとはやはり「八重の桜」で盛り上がってました。今回は鶴ヶ城にはいきませんでしたが、どこを見回しても八重、八重、八重……。大河効果すごい。大河ドラマ館なるものもあって、スペンサー銃を撃ってきました(笑)←もちろんお遊び用です。
最近は、七日町がレトロ商店街で売り出し中と聞き、そぞろ歩きを楽しみながら、会津漆器などを買い物してきました。おしゃれでリーズナブルな漆器も多くて、うれしいです。

取材がらみでない旅行は、心身のリフレッシュにいいですね。のんびりしてきました。

というわけで、新刊『神王の禁域』が8月19日発売です。
よろしければ是非。 

終戦の日によせて

  • 2013/08/15 15:34

※ちょっと長いです

先日、明治大学生田キャンパスにある明治大学平和教育登戸研究所資料館に行ってきました。

登戸研究所とは、旧陸軍の秘密戦に関する研究開発を行っていた施設で、研究施設跡をそのままミュージアムにした、とても珍しい資料館です。同時に、貴重な戦争史跡でもあり、キャンパス内には往時の姿を残した場所がいくつか。
登戸研究所については、本では読んでいたのですが、実際にその場で展示をみると、臨場感があり、ずしりと重いものがありました。

風船爆弾や電波兵器(電磁波で敵を攻撃するというものです)……その他、生物兵器、毒物兵器、スパイ機材の開発などを行っていて、戦争の名の下に科学が利用されたということを克明に教えてくれます。優秀な人材とともに、たくさんの近隣のひとたちが働き手として携わっていたそうです。残っている資料をもとに、戦争の暗部ともいえる部分を、記録にとどめて自戒とすることを目的としているのだとか。
夏期特別展で「731部隊」の展示パネルもありました。そちらはあまりにも重く、目を背けたくなる内容でしたが、登戸研究所の研究とは地続きでもあるゆえに、避けては通れない事実なのだと理解しました。

人は自らの後ろ暗さや後ろめたいことに対しては、口を閉ざします。当事者が口を閉ざすので、後世にはなかなか伝わりません。歴史の闇に埋もれていきます。
ですが、中には自らの罪と過去を勇気をもって語り残そうとする方もおられます。そういう方々の真摯な想いに応えるためにも、私は「自ら知ろうとする姿勢」をもっていたいと思いました。

平時であれば、ごくありふれた善良なひとたちを、戦争はいともたやすく非人道的な行為に走らせる。どの国においてもそれだけは共通する。戦争とはそれそのものがそういう「装置」であり「システム」なのだということに、気づかない限り、人は何度でも同じ間違いを繰り返す。確かに今の戦争は、かつてのような総力戦ではないというかもしれません。それでもそれらは、いくらでも形を変えて顕れる。私たちは私たちにそうさせたものの正体を過去から学ばなければならない。そして「人間は、そうなる」ことを常に心に留めておかなくては。

終戦の日、空襲や特攻隊のことは、よくとりあげられます。空襲に関しては、現場が身近であり、無差別攻撃による被害をうけた側であること。特攻隊に関しては、そのあまりの悲壮さゆえに悲劇として語られやすいということもある。戦争がむごいのは人が死ぬから。それは間違いない。戦争経験のある方々が高齢になっていく今、痛ましい記憶を薄れさせないよう語り継ぐ意思がますます必要になっていくのだと感じます。同時に戦争が恐ろしいのは、その本質その根には「自分自身に非人道的な行いをさせること」「(他の誰かではなく自分自身を)〝人を殺す生き物”にしてしまうこと」があるからだということも、忘れないでおきたいと思いました。

※8/18 加筆しました`

『神王の禁域』本日発売

  • 2013/08/19 09:40

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 本日、新刊『神王の禁域』(リブレ出版ビーボーイスラッシュノベルズ)発売です。

【あらすじ】

ある特別な力で、奴隷からオンコー国の王に成り上がったシンハ。王の務めを果たすべく、「蛇神の女」が棲むという「蛇神の宮殿」に赴くが、そこで待ち受けていたものは……。

二年前に雑誌『小説b-Boy』にて掲載された表題作を、加筆修正の上、収録してます。もう一本の「神王の舞踏」は書き下ろしです。シンハからさかのぼること300年前のソリヤ王のエピソードを描いています。

挿絵は、高嶋上総先生です。野性的なナガと秀麗なシンハが眼福です。艶っぽくも、迫力のあるイラストで物語を彩っていただきました。高嶋先生、ありがとうございました!

前回の『犠牲獣』に引き続きまして、今回も南方の王国が舞台です。場所が熱帯ですので、基本、装束が半裸です。肉体美も堪能していただけるかと。「祭祀とエロス」は、こだわって描きたいテーマのひとつでもあります。男同士の性愛を描いておりますため、性愛描写ががっちりですので、苦手な方は気をつけてくださいね。

よろしくお願いいたします。

特典とwebインタビュー

  • 2013/08/21 15:14

以前、Twitterのほうで告知したのですが、こちらではまだだった!と気づいて慌てて更新します。遅くなってすみませんでした。

新刊の購入特典は以下の通りになっております。

○アニメイトさん サインコメント付きポストカード

○コミコミスタジオさん 書き下ろしSSペーパー

となっております。こちらでのお知らせが発売後になってしまい、申し訳ありません。詳しくはリブレ出版さんのサイトにてご確認ください。
http://www.libre-pub.co.jp/fair/

それから「ちるちる」さんでのwebインタビューが掲載されました。新刊について語っております。よろしければ、こちらからどうぞ。

http://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/801authors108/no/3038/

おお、かみなりが鳴ってきました。とりいそぎ!

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