Diary

2014年02月の日記

お伊勢まいりにいってきました

  • 2014/02/02 19:50

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今年一本目の原稿も無事あがりまして、二本目に取りかかっております。
先月は、久しぶりに伊勢神宮におまいりしてきました。
一月であることと、式年遷宮(ご正殿のお引っ越しは終わりましたが、神宮には他にもたくさんお社があるので、まだ続いているとのお話です)で参拝が増えていることもあってか、大変賑わっておりました。
実は十年ぶりくらいでして。
本編のラストにあたる「伊勢編」の取材で訪れたっきりでした。
駅から外宮をつなぐ参道が広く新しくなっていたり、おかげ町の食べ歩きが充実してたり……と往年の「お伊勢参り」で旅人たちが味わったであろうウキウキ感があって、前回よりも楽しかったです。
遷宮したばかりの新しいご正殿は、まだ檜の香りがしていて、なんともすがすがしい気分でおまいりできました。
衛士さんの冬服は、相変わらず素敵。あの黒コートが素敵。
ちなみに内宮の境内には、にわとりが放し飼いされているんですが、ひとの多さにまぎれて、めんどりが参集殿に入ってしまいまして……。売店の上にいい感じに止まり木になりそうな梁があったのを見つけたらしく、そこに飛び乗ってしまうというハプニングが。
巫女さんが慌てて払い落とし(笑)にかかってましたが、にわとりって思いの外、高くとぶんだな……と感心しました。
ミラージュの伊勢編は大詰めで、いまだに執筆してた当時を思い出すと、胃のあたりがつらくなるんですが、十年経ってそれも(多少は)よい思い出になってきたように思えます。
翌日は、近鉄特急に乗って奈良へ。
三輪山へ行ってきました。
長くなりましたので、続きはまた次回。

お伊勢まいりにいってきました2

  • 2014/02/13 01:42

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(続きです)
さて伊勢から近鉄特急で桜井駅へ。
年に一度は来ている感のある桜井界隈ですが、今回は「伊勢→三輪山」コースをやってみたくてですね。大神神社も(伊勢神宮ほどではないですが)参拝客が結構いて、お正月のにぎわいの余韻が……。
ひととおり参拝して、その足で、山辺の道を歩き、桧原(ひばら)神社に向かいました。
桧原神社……「元伊勢」とも呼ばれてまして、昔、崇神天皇がもともと宮中でまつっていた天照大神を外へ遷すことにしたそうなんですが、その場所「倭笠縫邑」はここ、といわれてるそうです(場所は諸説あります)。

その後、さらに遷ることになって伊勢に至るんですが、その御杖代となった倭姫命は、はるか琵琶湖のほうを、ぐるーとまわって伊勢にたどりついた、と伝わってるのを思うと、特急で山をぶちぬいて正味一時間半ほどで着いてしまえるのが、なにやら申し訳ない気も……。

そんな由来のところなので、ご朱印帳の見開きで、伊勢神宮のとなりに、ぜひ並べたかったという。
さほど広くはないけれど、すがすがしい雰囲気の神社です。
実は、西原無量シリーズの一巻目(「ほうらいの海翡翠」)で舞台になりました。無量と忍がきています。ここの近くに茅原大墓古墳があって、当時発掘をしていたので、作中の遺跡のモデルにもさせてもらいました。
前回訪れた時は、雪がちらついてましたが、今回は青空で、さわやかでした。
途中、お店で食べたぜんざいがおいしかったです。体に沁みた。あったまりました。

桜井市埋蔵文化財センターでやってる箸墓の特別展示をみたかったのですが、……休館日でした(またやってしまった)。
でも、念願をかなえられて満足しました。

画像は、桧原神社の鳥居から望む二上山。

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