Diary

イカロス

  • 2011/01/11 02:56

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なぜか妙に固い話題になってしまったので、口直しにイカロスの模型です。
JAXAの相模原キャンパスにありました。
カナデ日記にもお付き合いいただき、ありがとうございました。私も楽しく書かせていただきました。
また機会がありましたら!

わたしたちを満たすもの

  • 2011/01/11 01:11

気がついたら、もう10日経ってしまいました。
コメントくださった皆さん、ありがとうございます。
大変嬉しく読ませていただきました。
今年も頑張りますのでよろしくお願いします。

さて近況ですが、新作にとりかかっています。
最近やや海外に関心が向かっていた私ですが、今は日本に戻ってきています。新作の舞台が現代の日本ですので、そのせいかと。
久しぶりにファンタジー色のない現代ものということで、気持ち的にも帰国しましたという感じです。働く女子を書けるのがちょっと嬉しいところです。上司に振り回されたり、同僚に振り回されたりしている女子ですが(主人公は男子です)。
無事完成するよう、がんばります。

念頭ということで、新聞みてもテレビをみても、今年を占う的な話題がたくさんですね。さっきBSでやってた番組が面白かったです。滝川クリステルさんが司会してた番組。海外の経済・知識人に日本の復活の鍵を聞くというものでした。
自由貿易でどんどん国を開いて国際競争力をつけろ、という、いかにもアメリカな意見から、もう経済成長ばかりを求めるのはやめて別の新しい幸福の構図を描け、という、なるほどな意見まで。私は後者に賛成…かな、と思います。
日本の人々の空気も「もう何が何でも成長成長!」は、求めていないような気がします。成長だけが幸福、という段階はこの社会ではすでに過ぎたような。
経済が基盤なのは当然なので、そこは対策をとっていかなきゃいけないと思いますが、日本独自の、地に足のついた幸福のあり方というビジョンは必ず描けると思うので、世界の流れは流れとして順応しつつも、その流れの中で自分自身を見失わないよう、心の声に耳を傾けるのは大切なことではないかと思います。
その番組でも言ってましたが、自分の成功ばかりを求めるのではなく(途上国への)技術による貢献という立場でもいい。何か経済的成功以外の機軸が必要という意味ですが。
どの道、人口は減っていくのは避けられず、日本人のメンタリティからすれば移民をどんどん受け入れるというのは難しいでしょう。縮小を避けられない社会で、ならば、どういう形で満足を得るか。どこに落としどころをつけるか、それを真剣に考えるべき時なのかもなあ。と、まあ、そんなことを思いつつ、目の前の仕事にいそしんでます。
周りに流されず、自分自身を満たすのは簡単なようで難しい。
自分が求めるものは結局のところ何なのか。何によって満たされるのか。私自身手探りしております。

謹賀新年2011

  • 2011/01/01 20:13

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あけましておめでとうございます。
2011年の元旦、皆さんいかがお過ごしですか。
(お正月もお仕事の方は、お疲れ様でございます)
ついこの間「21世紀が来たなあ~」と感慨に浸っていたら、あっという間に10年経ってしまいました。ゼロ年代も終わり、今度は10年代突入ですね。来る10年はどんな年代になるのでしょう。

年越しは箱根にいました。ま、ちょっとネタを仕入れられたらと思っていたのですが、年末年始では資料館も開いておらず。どの道ほんの一泊でしたので、開き直ってのんびりしてきました。取材はまた出直しになりそうです。
久しぶりに早雲寺にもお詣りしまして(小田原北条五代の墓所があります)箱根神社にも軽くご挨拶も。元旦から小田原北条づいてしまいました。箱根駅伝の予習もばっちりです。

さて、今年の活動ですが、コバルト以外の場所でもお仕事させてもらう機会が今まで以上に増えそうです。刊行予定などは随時こちらでお知らせさせていただきます。
(先日もお伝えしました通り)ペースは抑えめになると思いますが、その分じっくり作品に向き合っていく所存です。新たな作品の新たな登場人物たちとの出会いを、自分自身、楽しみにしつつ、私にしか描けない「世界」にこだわって、日々精進していきたいと思います。
今年もおつきあいいただけると、嬉しいです。
よろしくお願い致します。

お正月恒例ということで、コメント欄を開放しておきます。よければ、軽く一言桑原へのメッセージなどをお寄せいただければ、大変喜びます。気が向いた方は、ぜひぜひどうぞ。(ちょっと「あらあら」なものはサクッとしまっちゃいま~す)

皆さん、よいお年を。

  • 2010/12/30 20:53

なにやら、とても寒い年末年始になりそうですね。
昨日は久しぶりに集まった高校時代の友人たちと夜中の二時近くまで近所のファミレスでお喋りしてました。気のおけない仲間との時間は、本当に楽しいし、ありがたいです。
お互いこの一年がんばったね、と労いたくなるような。
そういう仲間がいてくれるのは、ありがたいです。

さて今年もあと残すところ一日ということで。
簡単ですが、2010年の総括なぞを。
デビュー20周年ということで、前半は特集を組んでいただいたり総集編を出して貰ったりサイン会をしたり、賑やかだったなと思います。執筆ペース自体は、ここ二、三年のタイトさからはようやく解放され、二ヶ月に一度の文庫みたいな走り方はせずに済みました。シュバルツ・ヘルツシリーズも無事完結しまして、と同時にコバルト文庫100冊目の節目を迎えることができました。
たくさんの方に労っていただき、本当に自分は幸せ者だと実感しております。作品は私の力だけではできません。イラストの先生方、編集部&編集プロダクションの皆さんをはじめ、たくさんの方々に支えられてひとつの作品ができあがっていきます。私ひとりの力ではありません。この場を借りて、お世話になっている皆さんに感謝の意を表したいと思います。

これを新たなスタートにして、来年は新作ラッシュといきたいものですが……(笑)
ラッシュはオーバーですが、何作か新作に挑戦することになりそうです。これまでのような長いシリーズではなく、一冊完結ものにも挑戦したいと思います。
今後はまた一段と活動範囲を広げていくことになるかと思います。新作についてはじっくり取り組みたいと思うので、ペース自体は抑えめになると思いますが、ぜひまたサイトのほうで執筆予定をチェックしてやってください。
(漫画のほうも是非! カチル先生、来年もよろしくです)

それでは、今年も一年、桑原作品をご愛読いただき、ありがとうございました。
サイトにもまた遊びにきてくださいね。
よいお年をお迎えください。

メリメリクリスマス

  • 2010/12/24 23:30

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今日はイブということで、我が家のケーキなど載せてみます。今年は恐怖の年末進行に追われる事なく比較的心に余裕のあるクリスマスに…って書こうとして全然そうでもない現実も思い出しました(´Д`;)
海外行った分と風邪で寝込んだ分取り返さなきゃ。

ツイッタ情報で夕方に国際宇宙ステーションが横切るのが見られると知り、慌てて外に飛び出しました。
街灯が明る過ぎて「こりゃ無理かな…」と思っていたら、南西の空にオレンジっぽい色の星が現れ、頭上方向に向かって動いてくではないですか。
おおっと感動して路上でぽかんと見上げてしまってました。
かなり明るかったので判りやすかったです。
嬉しいクリスマスプレゼントになりました。
明後日も見えるそうなので詳しくはJAXAのサイトをどうぞ。

某さんから20周年記念にいただいたモエで乾杯しました。(Iさんありがとう!)

カンボジアの旅 4

  • 2010/12/22 06:03

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キャラクター・ダイアリーのほうで「カナデ日記2010」始めました。シュバルツ・シリーズのご愛読に感謝して緒方家ののどかな(?)年末年始を綴る予定です。
よろしければ、おつきあいください。

さてカンボジアの話に戻りまして、あちらでは「晴れ」は「いいお天気」と言わないそうです。晴れは悪いお天気、曇りがいいお天気、なんだとか。とても暑くて陽射しがきついせいだと思います。なので毎日お昼に皆さんたっぷり休みます(今回の観光でも昼食後にお昼寝休みの時間がついてました←助かった)。
王様(正式名称は「カンボジア王国」なので王様がおられます)が各地を訪れてその時に「雨」がふると、王様のご威光…とされるとか。雨は「とてもいい天気」なのかもしれません。

遺跡にはどこもおみやげ売りが待ち構えています。
とある遺跡では、入口で突然写真を撮られ、なにかと思っていたら出口でお皿になって売られていたという…。そのお皿の売り子さんは学校の制服を着た女の子で、我々をバスの前で待ちかまえ、物凄いイキオイで「買って!」攻勢をかけてきます。
私は、まんまとはめられたみたいで悔しいのと、自分の顔写真の皿などは別に…と思ったのとで、割るなり焼くなり好きにしろい! と男前(?)を決め込んで、NOの言える日本人に。
執拗な売り子攻勢を振り切って、バスに乗り込みました。
出発して少しすると、観光客用の有料トイレに着きました。遺跡のパスがあるとただで入れる水洗トイレ。そこでおトイレ休憩があったんですが、戻ってみると、さっきの皿売りの女の子が…!
バスを追いかけてきたようです。そして、
「オネエサン、カワイイヨ! オ皿、カワイイヨ!」
物凄い必死です。
その一念に負けた私。
「……買わせていただきます」
なんか「アンコール~」のザックを地で行く羽目になりました。
でも結果的には世界に一枚の自分みやげになったので、めでたし、と思うことに。
画像は、そのお皿です。

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