わたしたちを満たすもの
- 2011/01/11 01:11
気がついたら、もう10日経ってしまいました。
コメントくださった皆さん、ありがとうございます。
大変嬉しく読ませていただきました。
今年も頑張りますのでよろしくお願いします。
さて近況ですが、新作にとりかかっています。
最近やや海外に関心が向かっていた私ですが、今は日本に戻ってきています。新作の舞台が現代の日本ですので、そのせいかと。
久しぶりにファンタジー色のない現代ものということで、気持ち的にも帰国しましたという感じです。働く女子を書けるのがちょっと嬉しいところです。上司に振り回されたり、同僚に振り回されたりしている女子ですが(主人公は男子です)。
無事完成するよう、がんばります。
念頭ということで、新聞みてもテレビをみても、今年を占う的な話題がたくさんですね。さっきBSでやってた番組が面白かったです。滝川クリステルさんが司会してた番組。海外の経済・知識人に日本の復活の鍵を聞くというものでした。
自由貿易でどんどん国を開いて国際競争力をつけろ、という、いかにもアメリカな意見から、もう経済成長ばかりを求めるのはやめて別の新しい幸福の構図を描け、という、なるほどな意見まで。私は後者に賛成…かな、と思います。
日本の人々の空気も「もう何が何でも成長成長!」は、求めていないような気がします。成長だけが幸福、という段階はこの社会ではすでに過ぎたような。
経済が基盤なのは当然なので、そこは対策をとっていかなきゃいけないと思いますが、日本独自の、地に足のついた幸福のあり方というビジョンは必ず描けると思うので、世界の流れは流れとして順応しつつも、その流れの中で自分自身を見失わないよう、心の声に耳を傾けるのは大切なことではないかと思います。
その番組でも言ってましたが、自分の成功ばかりを求めるのではなく(途上国への)技術による貢献という立場でもいい。何か経済的成功以外の機軸が必要という意味ですが。
どの道、人口は減っていくのは避けられず、日本人のメンタリティからすれば移民をどんどん受け入れるというのは難しいでしょう。縮小を避けられない社会で、ならば、どういう形で満足を得るか。どこに落としどころをつけるか、それを真剣に考えるべき時なのかもなあ。と、まあ、そんなことを思いつつ、目の前の仕事にいそしんでます。
周りに流されず、自分自身を満たすのは簡単なようで難しい。
自分が求めるものは結局のところ何なのか。何によって満たされるのか。私自身手探りしております。