Diary

『遺跡発掘師は笑わない 勤王の秘印』本日発売

  • 2019/08/23 02:02

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朝夕の空気に秋の気配を感じるようになりました。
猛暑もようやく一息ついたのか、だいぶ過ごしやすくなってきましたね。
八月もあと少し。原稿もがんばります。

さて、本日発売の新刊です。

『遺跡発掘師は笑わない 勤王の秘印』(角川文庫)

遺跡発掘師シリーズ第十弾です。
カバーイラストはおなじみ睦月ムンク先生。
カメケンの三人がミステリアスな雰囲気で、今回もとても素敵です。

舞台は四国、高知!
ある民家の庭から出土した「天皇御璽」と刻まれた銅印をめぐって、無量は極秘調査を依頼されます。が、その直後、何者かからの「天誅」をくらってしまい……。
その裏には土佐勤王党の密謀あり?

土佐といえば、幕末!
龍馬や中岡慎太郎、武市半平太……。
名前が出るだけでもわくわくするのですが、
土佐の歴史をさらに深くもぐっていきます。
萌絵の同級生や、宮内庁を名乗る謎の男も登場。
忍と繋がっているGRMにも新たな動きアリ、さて。

久しぶりに高知に取材にも行ってきました!
相変わらず鰹のたたきもアイスクリンも美味しかったです。
高知は山も海も素晴らしく、歴史は熱くドラマチックで心惹かれます。
ご当地発掘ミステリー、お楽しみください。

六月になりまして。

  • 2019/06/25 04:10

気がつくと、もう六月も下旬ですね!
日記の更新もすっかり滞っておりました。すみません。
この二ヶ月半ばかり何をしていたかというと、ひたすら原稿を書いてました。
遺跡発掘師シリーズの新作です。
なかなか書き終わらない~と思っていたら、単純に当初の予定よりもページ数が増えていたという。無量シリーズは毎回、取材と題材の資料集めに結構時間がかかるので、骨が折れるのですが、書き上げた時の達成感も大きいです。
皆さんに楽しんでいただければ、報われます。
発売日などの告知は、もうしばらくお待ちください。

そして、いま、AT-Xというアニメ専門チャンネルにて、
懐かしのアニメ版ミラージュが放送中です。
一話につき週三回のリピート放送。
毎週木曜20:30~ 土曜12:30~ 水曜4:30~
です。いまは原作第二巻をやっているところですね。
有料放送にはなりますが、観られる方は是非。

さらに先日は、明正堂書店アトレ上野店の増山さまの主催で
「赤の神紋」の朗読会が行われたとのこと。
コバルトの手賀編集長も出席されて、盛況だったと聞き、嬉しいです。
ずいぶん前に完結して今は電子書籍のみ発売しているシリーズですが、
このようなイベントを開催していただけるのは、本当にありがたいことです。
感謝の一言です!
ありがとうございました!

そして、私の近況はといえば、この一週間はひたすら「読む」週間でした。
はい。そろそろあの季節ですよね。
新たな才能との出会いはいつだってわくわくします。発見も多いですしね。
刺激を受けつつ、次の作品もがんばります。
完全新作に取りかかる予定です。
ではではまた~。

コミック版『遺跡発掘師は笑わない』3巻発売

  • 2019/04/03 03:29

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新元号も発表されましたね。
新年度+「ゆく年くる年」感も盛り上がってきて、
桜も咲いて、なんだか明るい気分の春になりました。
そして……

コミック版『遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠3』作画睦月ムンク先生
(B's-LOG COMICS/KADOKAWA エンターブレイン)発売しました!

 

上秦古墳での発掘調査中に殺害された三村教授。そして出土した謎の鉱石。
無量の幼なじみ・相良忍のもうひとつの顔が明らかになる3巻。
忍の生い立ちとその父・悦史、そして龍禅寺雅信と「龍の子供たち」
陰謀は、無量たちを巻き込んでいき、ついに……。

原作の装画でおなじみ睦月ムンク先生。
コミックでも端正で丁寧な作画で、登場人物たちの揺れ動く心と
悠久の過去とをつないで、読み応えあります。
もともと情報量の多い小説なのですが、イメージ豊かにかみ砕いてくださってます。
キャラたちの表情が繊細で引き込まれますので、
ぜひお手にとってみてください。

連載のほうも、いよいよ佳境突入。
クライマックスの大冒険に向けて、睦月先生がんばって!

さて私はといえば、
原作の無量の続刊を執筆中です。
取材旅行にも行き、イメージを膨らませてきました。
夏頃には発売になるかと思います。乞うご期待。

日本酒イベントありがとうございました!&今後の予定

  • 2019/03/25 23:18

早いもので3月もあと一週間。
一週間後には次の元号も発表されるとのことで、時代の変わり目という空気が高まってまいりました。平成もあと一ヶ月。
なにをやっても「平成最後」なのはドラマチックですね。

そんな中、3月9日に行われた『桑原水菜トークイベント&飲み放題イベント』。
来てくださった皆さん、ありがとうございました!
楽しい時間でした!
渋谷にある立ち飲み日本酒バー『壺の中』さんを会場に、
新刊『美酒処ほろよい亭 日本酒アンソロジー』に登場したお酒と、70種類のマスターチョイスの日本酒が飲み放題。
一時間という短いお時間でしたが、皆さんとお酒を酌み交わし、お喋りで盛り上がりました。
最初はもちろん「越乃景虎」で乾杯。
たぶん、桑原といえば「景虎」だと思うので、このお酒で読者のみんなと乾杯できたのは、感慨深かったです。生きてればこんな日もくるんですね。
おつまみは持ち込み自由とのことで、皆さん思い思いに好きなおつまみを持ち寄っておられました。私にもお裾分けしてくださいました。しあわせ。
大きな冷蔵庫には夢の世界が。
季節限定の濁り酒とか、全国各地の地酒。たくさんありすぎて目移りするほど。マスターや皆さんからおすすめを聞いて飲んだり、お酌させてもらったり。
トークは手賀編集長とともに、酒にまつわる思い出や推し酒の話をさせてもらいました。

第一部には、ミラステで晴家を演じた佃井皆美さんが遊びにきてくれました!
日本酒が大好きだという皆美さんと一緒に「景虎」で乾杯できて、嬉しかった。
感想を聞くと「懐かしい味がしました~」とのこと。さすが晴家!
皆美さんが来ておられたのでトークではミラステ新潟ロケの話もちょこっと。新潟では「景虎」飲めなかったので今回やっといっしょに飲めて嬉しかったです。
翌日はご自身のバースデーイベントで色々とお忙しいところ、本当にありがとうございました!家族が来てくれたようで嬉しかった!また飲もうね。

そして当日はご紹介できませんでしたが、イラストを担当してくださった金田花季先生と『宝石商リチャード氏の謎鑑定』シリーズでおなじみ辻村七子先生もおしのびで来てくださいました。おふたりはあまり飲めないとのことでしたが、美味しいお酒に喜んでもらえたようでよかった。また行きましょう!

この会のために遠方から来てくださった方も。ありがたや。
参加者の皆さんは「お酒を楽しむことを知っておられるなあ」という素敵な方ばかりで、大人だからこそ楽しめるもの、楽しめる時間っていいなあ、年齢を重ねるっていいなあ、としみじみと感じました。
あまり飲めない方からも「日本酒って美味しいんですね」って言ってもらえて、嬉しかった。そうなんですよ、日本酒は美味しいし、楽しいです。
素敵なイベントでした!ありがとうございました!
『壺の中』のマスター、そしてオレンジ文庫編集部とスタッフの皆さん。
本当に感謝です。お疲れ様でした!

さて今後の予定ですが。

4月1日 コミック『遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠3』
           (B’s-LOG comics/KADOKAWA)発売です。
おなじみ睦月ムンク先生の作画が今回も素晴らしいです。
コミック版奈良編は、忍と「龍の子供たち」の因縁が明らかに。
舞台を石垣島に移し、スリリングな展開が待っています。
ぜひ!

日本酒アンソロ発売記念イベントのお知らせです

  • 2019/02/21 20:29

続きまして。
日本酒小説アンソロジー発売を記念しまして
桑原水菜トーク&日本酒飲み放題イベントを開催します!
六名の作家を代表しまして僭越ながら、私が参加させていただきます。
日本酒にまつわるお話などをしつつ、乾杯させてもらう予定です。
短い時間にはなりますが、いっしょに楽しみましょう。

日にち 2019年3月9日(土)午後
場所  渋谷の某日本酒バー

以下、オレンジ文庫のTwitter公式アカウントからの転載です。

【参加資格・方法】

①成人であること
②文庫「美酒処ほろよい亭」を購入し当日持参すること
③酒代としてお店に2160
④227日(水)正午より募集開始します。
応募用メールアドレス、応募方法は26日にTwitterオレンジ文庫の公式アカウント(https://twitter.com/orangebunko)でお知らせします。
応募メール先着80名様が当選となります。

 

飲み放題の内容は、お店セレクト日本酒70数種+「美酒処ほろよい亭」に登場した日本酒4種+ビールになります。飲めない方は、ソフトドリンクをご持参ください。おつまみの用意はないのですが、おつまみ持ち込み可なので、お好みのものをお持ちください。

日本酒アンソロジー発売です

  • 2019/02/21 20:19

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先日は取材で高知に行っておりました。
およそ20年ぶりになる高知、駅がぴかぴかになってましたが、
レトロな路面電車やディーゼルエンジンのJR四国特急は変わらずで安心。
かつおのたたきを毎食食べていたら、体脂肪率が減るというおまけつき。
今日も私は健康です。

さて、集英社オレンジ文庫さんから
『美酒処 ほろよい亭 日本酒小説アンソロジー』が発売になりました。
六人の作家による六編の日本酒を題材にした物語。
私は「恋する川中島合戦」というお話で参加しております。
川中島合戦といえば、あの武将。
あの武将といえば……お察しですね。
去年のミラステ新潟ロケの時にちゃっかり取材してきた内容が
いい感じで反映されてます。
参加された作家さんは、みなさん日本酒好きということで。
それぞれ個性的なお話を書かれております。
ぜひお手にとってみてください。

そのうちのひとり、響野夏菜先生とは某誌で日本酒対談をしました。
こちらも近くなりましたらまたお知らせしますね。

 

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