Diary

日本酒イベントありがとうございました!&今後の予定

  • 2019/03/25 23:18

早いもので3月もあと一週間。
一週間後には次の元号も発表されるとのことで、時代の変わり目という空気が高まってまいりました。平成もあと一ヶ月。
なにをやっても「平成最後」なのはドラマチックですね。

そんな中、3月9日に行われた『桑原水菜トークイベント&飲み放題イベント』。
来てくださった皆さん、ありがとうございました!
楽しい時間でした!
渋谷にある立ち飲み日本酒バー『壺の中』さんを会場に、
新刊『美酒処ほろよい亭 日本酒アンソロジー』に登場したお酒と、70種類のマスターチョイスの日本酒が飲み放題。
一時間という短いお時間でしたが、皆さんとお酒を酌み交わし、お喋りで盛り上がりました。
最初はもちろん「越乃景虎」で乾杯。
たぶん、桑原といえば「景虎」だと思うので、このお酒で読者のみんなと乾杯できたのは、感慨深かったです。生きてればこんな日もくるんですね。
おつまみは持ち込み自由とのことで、皆さん思い思いに好きなおつまみを持ち寄っておられました。私にもお裾分けしてくださいました。しあわせ。
大きな冷蔵庫には夢の世界が。
季節限定の濁り酒とか、全国各地の地酒。たくさんありすぎて目移りするほど。マスターや皆さんからおすすめを聞いて飲んだり、お酌させてもらったり。
トークは手賀編集長とともに、酒にまつわる思い出や推し酒の話をさせてもらいました。

第一部には、ミラステで晴家を演じた佃井皆美さんが遊びにきてくれました!
日本酒が大好きだという皆美さんと一緒に「景虎」で乾杯できて、嬉しかった。
感想を聞くと「懐かしい味がしました~」とのこと。さすが晴家!
皆美さんが来ておられたのでトークではミラステ新潟ロケの話もちょこっと。新潟では「景虎」飲めなかったので今回やっといっしょに飲めて嬉しかったです。
翌日はご自身のバースデーイベントで色々とお忙しいところ、本当にありがとうございました!家族が来てくれたようで嬉しかった!また飲もうね。

そして当日はご紹介できませんでしたが、イラストを担当してくださった金田花季先生と『宝石商リチャード氏の謎鑑定』シリーズでおなじみ辻村七子先生もおしのびで来てくださいました。おふたりはあまり飲めないとのことでしたが、美味しいお酒に喜んでもらえたようでよかった。また行きましょう!

この会のために遠方から来てくださった方も。ありがたや。
参加者の皆さんは「お酒を楽しむことを知っておられるなあ」という素敵な方ばかりで、大人だからこそ楽しめるもの、楽しめる時間っていいなあ、年齢を重ねるっていいなあ、としみじみと感じました。
あまり飲めない方からも「日本酒って美味しいんですね」って言ってもらえて、嬉しかった。そうなんですよ、日本酒は美味しいし、楽しいです。
素敵なイベントでした!ありがとうございました!
『壺の中』のマスター、そしてオレンジ文庫編集部とスタッフの皆さん。
本当に感謝です。お疲れ様でした!

さて今後の予定ですが。

4月1日 コミック『遺跡発掘師は笑わない ほうらいの海翡翠3』
           (B’s-LOG comics/KADOKAWA)発売です。
おなじみ睦月ムンク先生の作画が今回も素晴らしいです。
コミック版奈良編は、忍と「龍の子供たち」の因縁が明らかに。
舞台を石垣島に移し、スリリングな展開が待っています。
ぜひ!

日本酒アンソロ発売記念イベントのお知らせです

  • 2019/02/21 20:29

続きまして。
日本酒小説アンソロジー発売を記念しまして
桑原水菜トーク&日本酒飲み放題イベントを開催します!
六名の作家を代表しまして僭越ながら、私が参加させていただきます。
日本酒にまつわるお話などをしつつ、乾杯させてもらう予定です。
短い時間にはなりますが、いっしょに楽しみましょう。

日にち 2019年3月9日(土)午後
場所  渋谷の某日本酒バー

以下、オレンジ文庫のTwitter公式アカウントからの転載です。

【参加資格・方法】

①成人であること
②文庫「美酒処ほろよい亭」を購入し当日持参すること
③酒代としてお店に2160
④227日(水)正午より募集開始します。
応募用メールアドレス、応募方法は26日にTwitterオレンジ文庫の公式アカウント(https://twitter.com/orangebunko)でお知らせします。
応募メール先着80名様が当選となります。

 

飲み放題の内容は、お店セレクト日本酒70数種+「美酒処ほろよい亭」に登場した日本酒4種+ビールになります。飲めない方は、ソフトドリンクをご持参ください。おつまみの用意はないのですが、おつまみ持ち込み可なので、お好みのものをお持ちください。

日本酒アンソロジー発売です

  • 2019/02/21 20:19

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先日は取材で高知に行っておりました。
およそ20年ぶりになる高知、駅がぴかぴかになってましたが、
レトロな路面電車やディーゼルエンジンのJR四国特急は変わらずで安心。
かつおのたたきを毎食食べていたら、体脂肪率が減るというおまけつき。
今日も私は健康です。

さて、集英社オレンジ文庫さんから
『美酒処 ほろよい亭 日本酒小説アンソロジー』が発売になりました。
六人の作家による六編の日本酒を題材にした物語。
私は「恋する川中島合戦」というお話で参加しております。
川中島合戦といえば、あの武将。
あの武将といえば……お察しですね。
去年のミラステ新潟ロケの時にちゃっかり取材してきた内容が
いい感じで反映されてます。
参加された作家さんは、みなさん日本酒好きということで。
それぞれ個性的なお話を書かれております。
ぜひお手にとってみてください。

そのうちのひとり、響野夏菜先生とは某誌で日本酒対談をしました。
こちらも近くなりましたらまたお知らせしますね。

 

『遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ』発売しました!

  • 2019/01/25 05:10

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新刊『遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ』(角川文庫)
発売しました!

丸一年ぶりの本編新作です。
大変……大変っっお待たせしました。
私自身、本が出たのは去年の2月以来なので、ほぼ一年ぶりになります。
やっと新作を皆様に披露できて嬉しいです。感無量です。(無量だけに)

今回の舞台は、信州・諏訪。
富士見町の縄文遺跡を発掘調査することになった無量は、五千年前の土から「呪いの文様」だという土器を掘り当て……。
縄文遺跡と諏訪信仰、謎多き土地を舞台に、
無量たちは怪しげな宗教団体の確執にまきこまれていきます。
五千年前の遺物が現代人の世界とどう絡んでくるのか、お楽しみに。

去年の春から取材を始めて、ようやく発売にまでこぎ着けました。
その間にはタイミングの良いことに東京国立博物館の縄文展が開催されたりして
盛り上がりましたよね。
諏訪の縄文文化は、とても独特で興味深いので、
みなさんにもぜひ見て欲しいです。
文字のない(あっても残らない?)時代の遺物は、土から出てくる物証だけが存在の証明。
お話作りは苦労もしましたが、なかなか面白かったです。
もっともっと諏訪を知りたくなりました。

ぜひお手にとってみてくださいね!

 

あけましておめでとうございます2019

  • 2019/01/03 17:42

あけましておめでとうございます!
本年もよろしくお願いします。

そしてなんと、このメッセージが記念すべきエントリーナンバー1000。
なんて見事なタイミングでしょう。すばらしい。長く続きましたね。

大晦日の夜に原稿をあげてここを更新したあと、
急いで実家に帰りまして年越しをしました。
すーごい久しぶりに実家に泊まり、朝、お屠蘇を飲んでおせちを食べて
子供の頃を思い出す元日をのんびり過ごせましたよ。
そして元日早々、担当さんから「原稿よみました~」「面白かったです!」とOKが。
正月最初の原稿、楽しんでもらえてよかったです。
担当tさんは去年ベルリンマラソンも走ってて、今年も初日の出ランをされたとか。
すごい。
私も負けないように体を鍛えます。
今年の目標。
1.股関節を柔らかくして上段足刀が蹴れるようになる。
2.ボクシング、2分間へたばらずにパンチを打ち続けられるようになる。
3.ワインと日本酒をちゃんと飲んでみる。(飲み過ぎないように)
です。
仕事の目標は、新作を書く。シリーズ物は集中して短期で書く。今までの自分が書いたことのないスタイルにも挑戦してみる。
といったところです。
肩の力を抜かないとよいパンチが打てないように、原稿もほどよく肩の力を抜きつつ、面白いものを書いていこうと思います。
本年も、桑原水菜作品をよろしくお願いします。

※遅くなりましたが、恒例のコメント欄をお正月の間、開けておきますので、メッセージなどございましたらぜひ書き込んでいってくださいませ。
(こんな新作が読んでみたいかも、などのお声も聞かせてもらえたらうれしいです。今後の参考にさせてもらいます)よろしくお願いします。

(1/11追記 お正月も終わりましたので、コメント欄を閉めますね。
あたたかいメッセージとたくさんのリクエスト、ありがとうございました!
リクエストは今後の参考にさせていただきます。
2019年も皆様にとって幸多き一年になりますように)

 

 

大変お世話になりました。2018

  • 2018/12/31 20:55

大晦日の今の今まで原稿を書いて、やっと書き上がり、
ついさっき担当さんに送信したところです。
ここにきてぎりぎりまで仕事をしたので
振り返りブログもまともに書けなくてすみません。

とはいえ、この一年は実は小説はあまり書いておらず、
小冊子の短編と
無量の諏訪編一本をずっと執筆しておりました。
書き上がってみると、結構な枚数になっていてどうりで書き終わらないわけだと。
久しぶりに厚めの一冊完結になりました。
縄文時代は手強かった! 楽しみにしていてください。

1月24日発売 『遺跡発掘師は笑わない 縄文のニケ』(角川文庫)
                          装画 睦月ムンク先生

というわけで今年は二月に出た文庫版カサンドラ以来、
小説の書籍は出ておらず、
(睦月先生作画の「遺跡発掘師は笑わない」コミックスは出ました)
新作の発表もない珍しい一年となりました。

その分、舞台のもろもろがございましたね。
今年はミラージュ環結イヤーということで大変盛り上がりました。
舞台「散華行ブルース」はもちろん、上越撮影ツアーやトークイベントなどもあり、
小説の発表がないにもかかわらず
なんだかずっと忙しかったような、精神的にも満タンの一年でした。
28年間続いてきたシリーズが終わるにあたって、
心のほうも色々と思うことがいっぱいあったのだと思います。
青春をかけた大長編の終わりは、作家としての一区切りでもありました。
それを十分噛みしめる時間ができたのは、ありがたいことでした。

自分がこれから進む道のこと、プライベートのこと、
いつもは〆切に追われてゆっくり考えることもありませんでしたが、
四十代も終わろうとするこのタイミングで、
半生を振り替えることができたのは大きかった。

実のところ、ミラージュが終わってバーンアウトしたのか、
もう書けなくなるんじゃないかと不安になるほど
書く気力が尽きていた時期もあったのですが、
半年かけて無量の新作をなんとか書き終えたことで、
自分はまだ書ける、とやっと確信を持つことが出来ました。
桑原水菜は大丈夫だと。

それもこれも支えてくれる人たちがいてくれたおかげです。
私を支え、励まし、根気よく一緒に歩いてくれるひとたちに、心から感謝します。
ありがとう。

これからは体のことも考えて決して無理はせず、
いまの自分にあったペースでしっかりと書いていく所存です。
(とはいえ、職業柄どうしても無理はする場面もありますが、できるだけ)
来年は、温めてきた新作にもとりかかるつもりでおりますので、
作家として、より向上できるよう。
期待してもらえる作家であり続けられるよう。
そうして書いたものでみなさんに楽しんでもらえるよう。
取り組んでいきたいと思います。

この一年もありがとうございました。
どなた様も良いお年をお迎えくださいませ。

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