Diary

神紋完結記念2

  • 2009/01/17 02:58

今日はイラストのお話など。
神紋は挿し絵ではなく扉絵が入るというちょっと変則的な仕様だったのですが、毎回、扉絵案を練る作業が実は楽しみでした。といっても大半は藤井先生から案を出していただくんですが、たまにこちらからリクエストも。
しかし、どういうわけか、なかなか主人公の連城がピンを飾れず…。ケイが役者なせいもあってか絵になりやすいので、ついついケイ中心になってしまう上に、榛原が出てきてからはなお拍車が。榛原、なんか一巻につき一点はピン扉を飾ってるんですが。しかもやたらとピンがサマになるんですが! さすが帝王でした。うっかりすると二人に持って行かれてしまいそうになって、
「大変です!!連城がいません!!」
みたいな事態に陥ることもしばしばでした……。
ですので、8巻のカバーは面目躍如でした。しかもこの巻、カバーイラストの生プリントなるプレゼントがありまして、うちではガラスフレームに入れて、いまもテレビの横に飾ってますよ。おかげでいつも目に入ってしまいます。連城と向かい合わせでごはんを食べる有様です。
でもさりげに連城、大神さんに水着姿を盗み撮り(2巻)されるほどの被写体なんですよね…。たぶん。でもなぜかあの人、容姿を誉められると怒ったり居心地悪くなったりするんですよね…。素直に喜んでおけばいいのに、と書きながらいつも思ってました。
そういえば連城、CMや広告にも出てたな…。こんな人が上半身裸で芝居みてたら(1巻)かなり目立つと思うんだけどな。(しかも車運転して帰ってますよね…あのあと)
連城って、目立つのか目立たないのか…。よく分からない不思議な人ですが、ドイツに行ったら行ったで目を惹くんだろうな…。

発売しております&神紋完結記念企画1

  • 2009/01/16 02:18

さてさて『コミックブレイド アヴァルス 2月号』発売しております。「イルゲネス-黒耀の軌跡-」掲載しております!
手錠でおでかけvなふたり。ジェイクがなかなか頼もしいところを見せてくれて憎々しい(笑)ので、ぜひチェックしてみてください。小説版に出てきたあの方も登場。思いの外、かっこよくて素敵です。メガネキャラに弱い私…。あれ? ニコラスもか。←酷!
(見本誌受け取り損ねて画像がありませんが)よろしくです。

そしてお約束の神紋語りを始めようと思います。
今日はイントロということで。
まずはお年始コメントでたくさんご感想ありがとうございました。
神紋は結構、間が空いてしまったりして変則的な発行になってしまいましたが、待っていてくださった皆さんに感謝感謝です。連城たち愛されてるなぁ…と思い、しみじみしました。
そうそう。去年はついに藤原くんの「かもめ」が観れたりして、嬉しかったです。彼はトレープレフ役者だとずっと思っていたので! 舞台も素晴らしくよかったです。「かもめ」は身につまされる作品ですが、鹿賀さんのトリゴーリンがまた…。色々代弁してくれた感があり、泣けました。不思議なもので舞台で役者さんに代弁してもらえると、それだけでカタルシスを感じます(神紋はまさにそういう話だったのですけど)。チェーホフは喜劇と言ってましたが、凄くアイロニカルな意味での喜劇なんだろな…と観てて感じました。唐突な幕切れをするので、大半のお客さんは「え?」という感じでついてこれないままカーテンコールになっちゃうんですが…(そういう芝居なので)後から、その意味が分かってくるとグッと込み上げてくるという。切ない幕切れが大好きです。
ケイが演じたということで益々思い入れがありますが、「ハムレット」のフォーティンブラスと一緒で、有望な若手男性俳優さんが演じる通過点みたいな意味のある役だとか。
 今後もどんな若手役者さんが演じるか。「かもめ」のトレープレフは要注目です。

嬉しゅうございましたv

  • 2009/01/10 23:22

たくさんのお年始コメントいただき、ありがとうございました!
皆さんのお正月の過ごされ方を読みながら、ほのぼのしたり、おおっと思ったり、お正月気分をお裾分けしていただきました。
そして「赤の神紋 第十四章」にもたくさんのご感想ありがとうございました!!文面から色んな方に愛されてきたことがひしひしと伝わり、とても嬉しゅうございました。中には「おばあちゃんになるまで読んでいたかったです」とのお言葉も。冥利に尽きます。
1月は「神紋語り月間」をやりますので!
大河ドラマも始まりましたね。実はまだ見れてません…ビデオにはとりました。出演一番手を切ったのは意外にも晴家らしいですが、景虎も直江も登場が楽しみです。玉ちゃん…がんばれ。
ネタのリクエストもちらほらいただきました。参考になるので助かります(笑) 素敵リクエストにお応えして、まずは春のゲスタァンは、アドルフとケヴァンの出会いを書くことにしました。楽しみに待っていてくださいね。

そんなわけで私のほうは、まだ仕事が終わりきってませんが、少し落ち着いたら自分的お正月を過ごしたいと思います。
ちなみに前回の画像は、実家にあった「moo moo 2009」。おしりがぷりっとしてて可愛いのです。海外の陶磁器工房のものらしいですが、わざわざ日本の干支のために作ったらしい…。

ではでは、本年もよろしくお願い致します。

モーモー2009

  • 2009/01/02 15:40

ファイル 589-1.jpg

あけましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

お正月皆様いかがお過ごしですか。
私は原稿頑張ってます。
私の年越しは、起きてきたら「ゆく年くる年」をやっていて、浸る間もなくあっという間に新年が明けてしまいましたが、私の初萌えはMXテレビでやっていた年越しアニメのブラックジャック先生(映画版)でした。
今年の仕事はシュバからとなりましたが、どの作品も一作一作集中しつつ大事に書いていきたいと思います。目の前の仕事に没頭するかたわら、各方面の皆さんと交わしたお約束も形にしていけたらと存じますので、何卒よろしくお願い致します。
とりあえず、ちょっくらメキシコとグアテマラに行ってきますので、無事に帰ってこれるよう、皆さん祈っていてくださいね;;
← 一応半分くらい取材なんです;;

(お年始ということで、また少しコメント欄を開放しておきます。皆さんのお正月の様子など聞かせていただければ嬉しいですv ← ちなみに少しお年始にはデンジャーだな~と思ったものはさくりと奥にしまいま~す)

今年もまた、皆さんに楽しんでいただける作品を送り出せるよう、頑張っていきたいと思っております。
それでは本年もよろしくお願い致します。

さよなら2008年

  • 2008/12/31 00:41

早いもので2008年も大晦日です。
この一年もおつきあいいただきましてありがとうございました。
今年は無事「赤の神紋」も完結しまして肩の荷がひとつ下りました。シリーズを同時進行していると、スケジュール的に執筆時間を贅沢にとるのがどんどん難しくなる中、十分時間をかけて取り組むことができ、完全燃焼できました。(その分他のシリーズのペースにしわ寄せが行くのが悩ましいところですが…。自分が二、三人欲しい…)
待っていてくださった皆さん、本当にありがとうございました。
今年はシュバルツの続編と邂逅編の再開を同時進行させつつ、という感じでしたが、夏場には「炎の蜃気楼 幕末編」と「犠牲獣」という新たな作品にも挑戦できたことが印象深かったです。
そしてこちらは原作になりますが、イルゲネスの漫画のほうも順調に回を重ね、単行本が二巻出ました。(こちらはカチル先生お疲れさまでした)
また、今年からコバルトの選考委員のお仕事をさせていただき、こちらも非常に刺激的でした。選考委員の先生方は皆さん、本当に熱くて! 色んな意味で凄いです(笑) 同じ作家でもこだわり部分が皆さん違うので、様々な見方に気づかせてもらえるのは実に興味深いですし、勉強させてもらいました。
選評ではどうしても厳しいことも言わねばならない時もあるのですが、言ったことは全て作家としての自分に跳ね返ってくるので、精神的に生半可ではできません。それでも物書きの先輩として、気づいたことを口にすることで、その人が今まで気づいていなかった面に気づいて力を伸ばすキッカケになれれば、と思います。

最後になりますが、今月急逝なされたコバルトの川野編集長。
デビュー当時から編集部におられた唯一の方なので、何か一緒に道を歩んできたアニキのように(勝手に)思って頼もしく感じておりました。舞台の話でもよく盛り上がりましたよね。神紋の最終巻、あと少し間に合わず、川野さんに読んでもらうことができなかったのは残念でなりませんが、隣で見守っていてくれたものと思い、謹んで捧げます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。

そしてこのサイトを見に来てくださった皆さん、今年一年、ありがとうございました。なかなか更新できず申し訳なかったですが、来年も頑張りますので、また遊びに来てくださいね!
よいお年を!

赤の神紋、発売日

  • 2008/12/26 20:57

ファイル 587-1.jpg

本日『赤の神紋 第十四章 −Divine Red−』発売日です。
無事完結しました。
足掛け九年の長丁場になりましたが、一巻一巻にその時々の思い入れが詰まった作品となりました。ケイとワタルの闘いの行方はもちろん、連城が榛原が、登場人物たちがそれぞれに導き出していく答えを見届けてもらえたら、幸いです。
そして「表現」という行為に携わる全ての人たちへ、心からの敬意と励ましをこめて、この一編を捧げたいと思います。

イラストの藤井咲耶先生はじめ歴代担当の皆様、取材にご協力いただいたたくさんの方々に、お世話になりました。ありがとうございました。
演劇という熱い世界を描けたことは、私にとって、とても幸福なことでした。
そして何より最後までお付き合いいただけた読者の皆さんに心からの感謝を!
ユー・アー・ディヴァイン!

ページ移動

キーワード検索

新着画像

Feed