2023年を振り返りまして その2
- 2023/12/30 09:25
→ 青森編では、担当さんの異動に伴いまして、急遽、無量シリーズの立ち上げでお世話になったNさんが担当代行に。Nさん、いまは管理職なのでもう現場からは離れていらっしゃるのですが、今回特別に。また無量を担当していただける日が来るとは思わなかったので懐かしくも嬉しかったです。そして次巻からお世話になる新担当Yさん、よろしくお願いします!(NさんもYさんもお酒がめちゃ強い)
小説のほうは他には東北芸工大さんに寄稿したり、PHP文芸文庫の時代小説アンソロジーに『箱根たんでむ』を入れてくださったりしましたね。
浜田先生によるコミカライズ『炎の蜃気楼R』(秋田書店)の連載も、ついに仙台編クライマックスに突入。来月8巻が発売です。
全員めちゃめちゃキャラ立ちしている!
男女ともシニアからミドルからヤングまで、幅広いキャラを自在に描ける浜田先生の筆に感服してます。皆、生き生きしてる。私は伊達組推しなので、揃い踏みすると胸が高鳴ります。(政宗もですが、成実がめちゃツボ)
あと、高耶が本当にティーンエイジャー特有の青臭さとデリケートさに溢れていて。揺れる気持ちを丁寧に描いてくださって嬉しく。そんな高耶も景虎を取り戻しつつあり、直江もそりゃハラハラしますよね。がんばれ直江。
クライマックスの呪術合戦も楽しみにしています。
というわけで長くなりましたが、今年もありがとうございました。
来年はシリーズのペースは守りつつ、空いたところで短編など書いていく感じになりそうです。
書き下ろし完全新作のほうも、そろそろ構想を固めたく。
(それにつけても、昔、三ヶ月に一度の文庫書き下ろしと隔月間の雑誌連載を同時にやってのけてた頃って、なんだったんだろ。なんでできたんだろ)
感想のお手紙やメールをくださった方々、ありがとうございます!
とても励みになりました。
新しい作品はもちろんですが、古い作品の感想もとても嬉しいです。親子で読んでくださっているという方もいらっしゃってありがたいなと。
読書のよさは、どこでもいつでも読めること。
ちょっと前まで小学校の先生をしていた友がいて、帰宅する前に必ずカフェに立ち寄り、珈琲一杯飲む時間だけ、読書をしていたとか。「その時間だけは自分だけの時間。読書をして非日常を味わえるおかげで、また忙しい日常に戻ってがんばれる」と言ってました。すごく心に響きました。
皆さんのそういう本の一冊になれれば、本望です。
そして、もしよければ、感想もぜひ聞かせてもらえたら嬉しく。
私に限らず、多くの作家は「ここのこんなところがよかったよ!」と言ってもらうとその気になって「よし、そういうとこをさらに磨いて書こう」となりますので。
気に入ったところを作家に言ってあげると、未来のあなたの楽しみにつながることもあるかと。
または「こんな話も読んでみたいなあ」とかでも。
ぜひぜひ。
(SNSとかでも。もしおみかけしたら「ありがたい」と思って反応することもあるかもしれません)
来年も桑原水菜の作品をよろしくお願いいたします。
それでは皆様、良いお年をお迎えくださいませ。