Diary

男の友情にぐっと来た日

  • 2010/04/19 01:21

昨日は武田軍主催(山梨県)の川中島合戦があったそうで。MaさんやMiさんたちは無事戦ってこれただろうか……(笑)

気がつくと、すっかり日付が変わってしまいました。キャラ日記を軽く更新してますので、そちらもぜひ。

今日というか昨日は実家に戻ったりしてました。父の葬儀から半年経ちまして…。もう半年、というか、まだ半年、というか……。葬儀後のバタバタが一段落してから、反動みたいに気分が塞いだ時期もありましたが、今はだいぶ気持ちも上向いてきました。元気です。
お葬式では、父が活動していた団地のボランティアクラブの方々が何から何まで色々と力になってくださいまして。心強かったですし、ありがたかったです。メンバーは皆、素敵で元気なおじさまたちなのですが、男の熱い友情を垣間見るようで、胸にぐっと来る場面がしばしばございました。精進落としなどの席で、皆さんがこぞって父との思い出を語ってくれるので、私の知らない父の顔も初めて知ったりして、感慨深く。
いつもは作業用の普段着で、せっせと団地の庭の手入れをしている皆さんが、その日ばかりは、黒い喪服にびしっと身を包んで、ズラリ並んでいる姿も壮観で、凄くかっこよかったのです。(内心、ときめきました…←すみません;;)
父も嬉しかったと思います。グリーンクラブ、大好きだったので。
その父も、いまはあちらにいる友人たちと、毎日楽しく過ごしているのではないかと。けど、あっちにいてもお酒はほどほどにね。

伊達様に会おう

  • 2010/04/16 23:15

ファイル 723-1.jpg

画像は先日行ってきた仙台です。経が峰の瑞鳳殿。伊達政宗公の御廟所です。相変わらずゴージャスだ。
ここに来たの何年ぶりだろ。もしかしてミラージュ紀行の取材以来?(とすれば、もう16、7年ぶりだ。ぎゃー!)
仙台はすっかりキレイになってました。瑞鳳殿の前には広くて大きな道路も。観光にも力入ってますね。
上がってくる石段のとこを、作画資料にと、ほたか先生に送ったところ喜んでもらえたようで。
リニューアル伊達様がとてもカッコイイので、ぜひ総集編チェックしてみてくださいね!

マヤとニュータウンの相似点

  • 2010/04/15 22:28

今日はアヴァルスの発売日ですが、イルゲネスはお休みです。

さて多摩ニュータウンという団地の街で育った私ですが、そのニュータウンも今ではすっかり年季が入り……。建て替えのニュースがちらほら聞こえるようになりました。私が来た頃は、山を削った造成地に囲まれ、広大な空き地で化石取りができたくらいですが、今では街路樹も立派に育って、まるで森の中に団地があるようです。
特に夏の朝とか、樹木の吐き出す爽やかな空気が、軽井沢のよう。いやマジです。
多摩センターあたりから団地方面を見渡すと、ほとんどもう密林の中に十一階建ての団地の棟が、ぽこぽこ姿を覗かせているような状況で。
この景色どっかで見たことあるなあ…と思っていたら、マヤのティカル遺跡から見た景色でした。生い茂る緑の中にピラミッドがぽつぽつ頭を出しているカンジと、ニュータウンの様子がそっくりだったのです。(建物もちょうど塔みたいな形なので)
ちょっとウケました…。

というわけで、前号から始まった『焔の柩』という作品はマヤ文明とおぼしき謎の王国が舞台です。ムタルという国が舞台ですが『犠牲獣』に出てくるムタルとは別の国かと。(ちなみにムタルというのはティカルのマヤ名なのです)。
そんな私は、ラカムの仕草から目が離せません。

心の宝箱

  • 2010/04/14 23:25

「ファントム無頼」の話題が出ましたが、いまだに飛行機に乗るたび「伊達機長だといいなあ…」と思いながら、機長挨拶をどきどき待ちます。コ・パイが高田さんだと、なおいいなあ…と妄想します。
いまは戦闘機でファントムというと懐かしいですが、複座ならではドラマがあったなあと思います。
パートナーシップっていいですよね。
十代の頃、男同士のパートナーシップを学んだのが史村翔先生&新谷かおる先生の「ファントム無頼」なら、女同士のパートナーシップを学んだのは市東亮子先生の「やじきた学園道中記」でした。
やじさんときたさんが、とにかく格好よくて、アクションシーンのダイナミックな描写とか、めちゃめちゃしびれました。少女漫画でコレやるのか!?と。やじさんがスカート翻して太股ばーんとさらけ出して豪快な蹴りをお見舞いするとか、きたさんが拳で大の男を吹っ飛ばすとか、心の底からしびれました。私がアクションを書ける作家になりたいと思ったのは、たぶん、やじきたの影響が大きいのではないかと思います。

と何やらアラフォー世代な話題ですみません。
年齢を重ねるごとに、宝物が増えていくのは嬉しいことです。自分が本当に好きで惚れ込んだ作品は、いつ読み返しても「好き」であり続けますし、再発見があります。
若い頃は新しいものをひたすら追うのが楽しかったけれど、今は古い作品を何度も読んで浸ることができる楽しみを得たような気がします。
それを読んだ自分が作品を残し、その作品を読んだ人がまた新しい作品を残し……こうやって精神の遺伝子というのは引き継がれていくんだろうな、と。
物語作りの難しさは、年を追うごとに痛感します。教科書はありませんし、私の場合はどこかで習ったわけでもないですので、ひたすら自分が読んできた作品から学び、試行錯誤を繰り返します。成功することもありますし、失敗することもあります。そして終わりがありません。
みずみずしい感性という意味では、新しい人には敵いませんが、多少の経験則を身につけました。その経験則が新しい人に対して必ずしも当てはまるとは限りませんが、それがその人の成長に役立つ場面があるのなら、助言をすることもためらわないようにしよう、と最近は思います。そんな気持ちで選考委員を引き受けております。

そして、今日も試行錯誤は続きます。
さて、仕事に戻ろうか。

思い出は色褪せず

  • 2010/04/13 22:48

先日の雑誌の特集、読者の方からの投稿で「学生時代に友人と一緒に読んで楽しんだ」というお話がございましたが、私の学生時代にも、そういう作品はいくつかあったので、当時を思い出して懐かしくなりました。
中学時代で、特に思い出深いのは、佐々木淳子先生の作品や、森川久美先生の作品です。
佐々木淳子先生の「那由他」や「ブレーメン5」「ダークグリーン」などなど、大好きでした。中学生にはちょっと難しいかもよ…と姉から言われたりしてましたが、なんとか頭働かせて、わくわくしつつ読んだものでした。佐々木先生の作品からは「真実を探究すること」というものを思春期の心に教えていただいた気がします。
必修クラブでうっかりマンガ部(実質はセル画塗りクラブ)に入った私。文化祭では、私が「那由他」のイラストを描き、友人が「ダークグリーン」のイラストを描き…内輪で盛り上がりました。はい。ちなみにもう一枚は「ファントム無頼」を描いて、なぜか男子に喜ばれました。680は難しかったです(栗原さんが好きでした)。
森川久美先生の作品では「南京路に花吹雪」で友人とめっちゃ盛り上がりました。私は本郷さんが好きで、友人は黄(ワン)が好きで、おこづかいでLP買ったなあ…。上海行きたい!熱が高まったりして、色々夢見がちでした。そしてカンフーに憧れ、ついには少林寺拳法部に…。あ、そういう流れだったのね。

友人と盛り上がった作品というのは、その思い出も含めて、一生忘れないものですよね。思い入れもひとしおになる気がします。
自分の作品が読者の方のそういう思い出のひとつになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。

世界を救う兄弟たち

  • 2010/04/12 22:16

さっき、ぱっとテレビをつけたら、玉山鉄二さんが出ていました。「思わずキュンと来る女性の姿」というお題で、「上司に怒られて歯を食いしばって耐えている姿」とのお答えを……。なんでもそれを見て「守りたい」と思うとかじゃなく、ひたすら悔しがったり屈辱を噛みしめている顔がイイらしい。……さすが景虎様、とちょっぴり思ってしまいました。すみません;;。

20周年ということで盛り上げていただいてますが、正確には文庫デビューは11月でしたので、あと半年ほど先なのです。その頃にまたあらためて振り返ってみたりしたいので、今回はつらつらと。

ここ数年は、父のこともあってプライベートは色々バタバタしておりましたが、ここにきてようやく落ち着いてきたので「今年は蜷川さんの舞台をたくさん観る!」と目標を掲げてみました。が、まだひとつも。まずは「ムサシ」観に行きます。実は去年の初演は観れなかったので。しかも今回は私の大好きな勝地涼君が小次郎役なので嬉しい。
去年の「ムサシ」も「組曲虐殺」も両方初演を見逃してしまったのが残念です。
井上ひさし先生のご冥福をお祈り致します。


テレビドラマでハマるのは最近は海外ドラマが多いようです。吹替好きみたいです。「HEROES」はついにDVDにまで手を……。(作風というか芸風に妙な親近感が)(愛すべきツッコミどころも癖になります)。なんだかんだ言ってお兄ちゃん大好きなピーターと、なんだかんだ言って弟が可愛いネイサン兄さん(←ややこしい)のペトレリ兄弟が好きです。シーズン1の「世界を救ったのは兄弟愛だった」みたいなラストには倒れました。
私の作品で兄弟というと、北条兄弟やヴァルトミュラー兄弟ですが、こちらは世界を救えるかな? がんばってみよう。まずはアースガルズを救ってみよう。
ちなみに「HEROES」でヒロが「アイザックさん!?」と言ったりピーターが「アイザック!」と叫んでる部分とか、結構ドキドキします。

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