トークイベント配信&ミニ朗読劇「灯台は消えず」
- 2026/07/01 16:02
5月24日に行われました舞台『炎の蜃気楼』の振り返りトークイベントの配信が始まっております。
朗読劇「灯台は消えず」について、前の日記にも書きましたが、もう少し語りますね。
昭和編の後日談です。
散華行から一年後。阿蘇の戦いで生き残った色部さんが、米沢にある上杉家御廟所を訪れるショートストーリーでした。謙信公の御廟があるのですが、こちらの御廟には謙信公の御遺骸が納められています。
夜叉衆が米沢を訪れる描写は、20巻の回想に少しだけあったかと思いますが、御廟の前に全員が集まる場面というのを書いたのははじめてかと。
ひとり生き残った色部さんの心境吐露。
実は、トライフルが倒れる前にミラステ10周年&ミラージュ35周年で朗読劇ありのイベントをやるかも…、なんて話がちらっと出ていて、そこでやれたらいいなあ、と温めていたシチュエーションだったのでした。
もうできないだろう、と諦めていたので、今回形にできて本当によかったです。
正味10分ほどのミニ朗読劇でしたが、富田さん・佃井さん・笠原さんのお三方の演技に全幅の信頼をおくことによって書けた一本でもありました。
脚本の意図を必ずくみ取ってもらえると信頼できる頼もしさといいますか。お三方の中にいる景虎や晴家や勝長の存在感に任せたといいますか。
そうしたら本当に8年ぶりとは思えないほど、あの三人のままで現出したので(朗読劇なのでその姿はちがっても、舞台に現れたというか)
改めて感銘を受けました。
佃井さんが以前から「夜叉衆は家族」ということをよくおっしゃっていたことがずっと心に残っていて、今回のキーワードにしました。
晴家(小杉マリー)が家族を「帰る場所」と捉えることができたのは、もしかしたら、マリーが育った小杉家の両親、家族がとても温かい人たちだったせいかもしれないな、と想像したり。
笠原さんの色部さんは、大人で、あまり自分自身の感情を吐露するような場面はなかったけれど、散華行の「美奈子になってしまった景虎」の場面を見た時に、誰よりも心の熱量が高いひとだと感じたので、ぜひ今回の色部さんを演じてほしいと思ったのもきっかけのひとつでした。
レガーロの回想からの、過去の台詞のパッチワーク、そのどれもが、この三人だからこそできた、と思える朗読劇でした。
一瞬であのときの熱量とテンションが戻るのは、すごかった。
舞台ミラージュをずっと背負ってきた富田さんが演出を引き受けてくれたのもありがたかった。景虎様自ら演出、というのはとても貴重な機会だったのではないかと。
それとミラージュはあの劇伴が大きくて、その機微も十分わかってくださっているのが頼もしく。たまたまミラージュの劇伴が富田さんの手元にあったというのもミラクルで。
短いながらも、昭和編のエレメントをぎゅっと詰め込んだ、聴き応えのある朗読劇になったかと思います。
本当にありがとうございました。
イベントの冒頭には、ブックレットのために私が書いた詩「ブルースを聴きながら」のほうも富田さんが朗読してくれて(しかもあの衣装と風貌で)。
景虎がまた舞台上に現れたのは胸熱だったのではないでしょうか。
(私は裏にいたので声のみ聴いてましたが)
このイベントで初めてミラステに触れたというかたもいらっしゃったので、お届けできてよかったです。
昭和編のほうは、これで本当に最後かもしれませんが、
この朗読劇で締めくくれて、満足です。
配信は7月5日(日)まで購入できます。
購入してから一週間視聴が可能です。詳しくは↓よりどうぞ
よろしくお願いします。
さて幕末編のほうも着々と進んでいる模様です。
来年の一月、劇場でお目にかかれることを楽しみにしております。

