『炎の蜃気楼昭和編 夜啼鳥ブルース』発売
- 2013/12/27 04:01
2013年も残すところあと、5日。
今年最後の新刊発売です。
『炎の蜃気楼 昭和編 夜啼鳥ブルース』(集英社コバルト文庫)本日発売です。
かねてより予告しておりました『炎の蜃気楼 昭和編』開始でございます。
昭和三十年代を舞台に、夜叉衆と織田との戦いを描きます。
イラストに高嶋上総先生をお迎えして、本編の前生にあたる時代をドラマティックに書き綴っていきたいと思っております。
本編にも何度か描写があります、景虎と直江の「三十年前の出来事」ですが、いざディテールを書き始めてみて、昭和三十年代という時代背景が、彼らに与える影響というものが、少なからずあったことが見えてきました。
本編が完結したあと、邂逅編・幕末編と書いてきましたが、ふたりの関係性は、時代と無関係だったわけはなく、むしろ「時代の波にもまれて紆余曲折」してきたのだと。
しみじみ思います。
そういうところも感じていただけるのでは。
高嶋先生の味わい深くもスタイリッシュなイラストに助けられて、私自身、新鮮な気持ちで描けていると思います。
三十年代の彼らが、どんな職業につき、どんな生活をしているか、
私自身も楽しみにながら書かせてもらいましたので、
読者の皆さんにも、楽しんでいただけるとうれしいです。
よろしくお願いいたします!