Diary

思い出は色褪せず

  • 2010/04/13 22:48

先日の雑誌の特集、読者の方からの投稿で「学生時代に友人と一緒に読んで楽しんだ」というお話がございましたが、私の学生時代にも、そういう作品はいくつかあったので、当時を思い出して懐かしくなりました。
中学時代で、特に思い出深いのは、佐々木淳子先生の作品や、森川久美先生の作品です。
佐々木淳子先生の「那由他」や「ブレーメン5」「ダークグリーン」などなど、大好きでした。中学生にはちょっと難しいかもよ…と姉から言われたりしてましたが、なんとか頭働かせて、わくわくしつつ読んだものでした。佐々木先生の作品からは「真実を探究すること」というものを思春期の心に教えていただいた気がします。
必修クラブでうっかりマンガ部(実質はセル画塗りクラブ)に入った私。文化祭では、私が「那由他」のイラストを描き、友人が「ダークグリーン」のイラストを描き…内輪で盛り上がりました。はい。ちなみにもう一枚は「ファントム無頼」を描いて、なぜか男子に喜ばれました。680は難しかったです(栗原さんが好きでした)。
森川久美先生の作品では「南京路に花吹雪」で友人とめっちゃ盛り上がりました。私は本郷さんが好きで、友人は黄(ワン)が好きで、おこづかいでLP買ったなあ…。上海行きたい!熱が高まったりして、色々夢見がちでした。そしてカンフーに憧れ、ついには少林寺拳法部に…。あ、そういう流れだったのね。

友人と盛り上がった作品というのは、その思い出も含めて、一生忘れないものですよね。思い入れもひとしおになる気がします。
自分の作品が読者の方のそういう思い出のひとつになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。

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