Diary

2013年の日記

夏休みなので……

  • 2013/08/12 00:19

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会津と裏磐梯に行ってきました。

実は去年も行ったのですが、前回行きそびれたところに……ということで、再訪問です。とはいっても、仕事を持って行ってしまったので、あいにく半分はホテルで自主缶詰になってましたが……。

裏磐梯では山の爽やかな空気に癒やされてきました。……といってもホテルにいっぱなしでしたが、ベランダに出るだけでも、緑濃い風が心地よく。夜は夜で、車の音もなにもしない静けさにひたりながら、ふだん自分がどれだけ様々な音や情報にもまれて生活しているかをあらためて実感しました。情報って、音はないけど、音と一緒なんですよね。たまには断って、自然と静寂の中で、黙考することの大切さが身にしみました。

 

会津は前回、県立博物館に行きそびれたので、まっさきに、そこへ。
福島は、実は化石王国でもあるとは聞いていましたが、フタバスズキリュウなんかの骨格標本が展示されていたり、なかなか楽しゅうございました。なぜかティラノサウルスもおりましたが……(出張中)
あとはやはり「八重の桜」で盛り上がってました。今回は鶴ヶ城にはいきませんでしたが、どこを見回しても八重、八重、八重……。大河効果すごい。大河ドラマ館なるものもあって、スペンサー銃を撃ってきました(笑)←もちろんお遊び用です。
最近は、七日町がレトロ商店街で売り出し中と聞き、そぞろ歩きを楽しみながら、会津漆器などを買い物してきました。おしゃれでリーズナブルな漆器も多くて、うれしいです。

取材がらみでない旅行は、心身のリフレッシュにいいですね。のんびりしてきました。

というわけで、新刊『神王の禁域』が8月19日発売です。
よろしければ是非。 

終戦の日によせて

  • 2013/08/15 15:34

※ちょっと長いです

先日、明治大学生田キャンパスにある明治大学平和教育登戸研究所資料館に行ってきました。

登戸研究所とは、旧陸軍の秘密戦に関する研究開発を行っていた施設で、研究施設跡をそのままミュージアムにした、とても珍しい資料館です。同時に、貴重な戦争史跡でもあり、キャンパス内には往時の姿を残した場所がいくつか。
登戸研究所については、本では読んでいたのですが、実際にその場で展示をみると、臨場感があり、ずしりと重いものがありました。

風船爆弾や電波兵器(電磁波で敵を攻撃するというものです)……その他、生物兵器、毒物兵器、スパイ機材の開発などを行っていて、戦争の名の下に科学が利用されたということを克明に教えてくれます。優秀な人材とともに、たくさんの近隣のひとたちが働き手として携わっていたそうです。残っている資料をもとに、戦争の暗部ともいえる部分を、記録にとどめて自戒とすることを目的としているのだとか。
夏期特別展で「731部隊」の展示パネルもありました。そちらはあまりにも重く、目を背けたくなる内容でしたが、登戸研究所の研究とは地続きでもあるゆえに、避けては通れない事実なのだと理解しました。

人は自らの後ろ暗さや後ろめたいことに対しては、口を閉ざします。当事者が口を閉ざすので、後世にはなかなか伝わりません。歴史の闇に埋もれていきます。
ですが、中には自らの罪と過去を勇気をもって語り残そうとする方もおられます。そういう方々の真摯な想いに応えるためにも、私は「自ら知ろうとする姿勢」をもっていたいと思いました。

平時であれば、ごくありふれた善良なひとたちを、戦争はいともたやすく非人道的な行為に走らせる。どの国においてもそれだけは共通する。戦争とはそれそのものがそういう「装置」であり「システム」なのだということに、気づかない限り、人は何度でも同じ間違いを繰り返す。確かに今の戦争は、かつてのような総力戦ではないというかもしれません。それでもそれらは、いくらでも形を変えて顕れる。私たちは私たちにそうさせたものの正体を過去から学ばなければならない。そして「人間は、そうなる」ことを常に心に留めておかなくては。

終戦の日、空襲や特攻隊のことは、よくとりあげられます。空襲に関しては、現場が身近であり、無差別攻撃による被害をうけた側であること。特攻隊に関しては、そのあまりの悲壮さゆえに悲劇として語られやすいということもある。戦争がむごいのは人が死ぬから。それは間違いない。戦争経験のある方々が高齢になっていく今、痛ましい記憶を薄れさせないよう語り継ぐ意思がますます必要になっていくのだと感じます。同時に戦争が恐ろしいのは、その本質その根には「自分自身に非人道的な行いをさせること」「(他の誰かではなく自分自身を)〝人を殺す生き物”にしてしまうこと」があるからだということも、忘れないでおきたいと思いました。

※8/18 加筆しました`

『神王の禁域』本日発売

  • 2013/08/19 09:40

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 本日、新刊『神王の禁域』(リブレ出版ビーボーイスラッシュノベルズ)発売です。

【あらすじ】

ある特別な力で、奴隷からオンコー国の王に成り上がったシンハ。王の務めを果たすべく、「蛇神の女」が棲むという「蛇神の宮殿」に赴くが、そこで待ち受けていたものは……。

二年前に雑誌『小説b-Boy』にて掲載された表題作を、加筆修正の上、収録してます。もう一本の「神王の舞踏」は書き下ろしです。シンハからさかのぼること300年前のソリヤ王のエピソードを描いています。

挿絵は、高嶋上総先生です。野性的なナガと秀麗なシンハが眼福です。艶っぽくも、迫力のあるイラストで物語を彩っていただきました。高嶋先生、ありがとうございました!

前回の『犠牲獣』に引き続きまして、今回も南方の王国が舞台です。場所が熱帯ですので、基本、装束が半裸です。肉体美も堪能していただけるかと。「祭祀とエロス」は、こだわって描きたいテーマのひとつでもあります。男同士の性愛を描いておりますため、性愛描写ががっちりですので、苦手な方は気をつけてくださいね。

よろしくお願いいたします。

特典とwebインタビュー

  • 2013/08/21 15:14

以前、Twitterのほうで告知したのですが、こちらではまだだった!と気づいて慌てて更新します。遅くなってすみませんでした。

新刊の購入特典は以下の通りになっております。

○アニメイトさん サインコメント付きポストカード

○コミコミスタジオさん 書き下ろしSSペーパー

となっております。こちらでのお知らせが発売後になってしまい、申し訳ありません。詳しくはリブレ出版さんのサイトにてご確認ください。
http://www.libre-pub.co.jp/fair/

それから「ちるちる」さんでのwebインタビューが掲載されました。新刊について語っております。よろしければ、こちらからどうぞ。

http://www.chil-chil.net/compNewsDetail/k/801authors108/no/3038/

おお、かみなりが鳴ってきました。とりいそぎ!

公式サイト9周年

  • 2013/09/23 00:18

一ヶ月ぶりの更新になります。

本日、桑原水菜公式サイト「mizuna.info」は開設9周年を迎えました。

早いですね。あっというまに9年。年もとるわけです。
日頃のご愛顧に感謝して、記念ノベルを……書こうと当初は思っていたんで
すが、仕事がえらいたてこんでしまいまして、今年も日記の更新だけというていたらくです。
本当に申し訳ありません。
若かった頃は、それでも勢いでちゃっちゃと書けてしまえたのですが、この年になると、なかなかそういうわけにもいかず。なさけなや。
休めている時に書け、という声がきこえますが、ほんとにここ何年かこんな調子ですみません。
(とはいえ、最近は、新刊発売時に書店さんで配布するssのペーパーなど書く機会が増えてるので、前よりもおまけものを書いてる気はしてるのですが……。手に入れられる方は限られてますし)

こちらを更新できない分、今年の終わりぐらいには、新刊や新作がどどっと発表できると思うので、そちらを楽しみにしていてもらえると、ありがたいです。

もちろん、来年は10周年ですので、なにかしら書き下ろしを用意したいと思っています。オールスターとか書けるといいな。

なかなか日記の更新もちょくちょくはできませんが、その分Twitterでは時々つぶやきますので、ちょっとした情報などはそちらを見ていただければ、と思います。topにてどうぞ。

そんなわけで、最近はいろんなところで書いてますので、新刊や雑誌掲載などの情報を一目で見てもらえる場所として、ここがあるのは今更ながら、とてもありがたいです。管理人さん、いつもありがとう。今年はリニューアルもしましたし。

そして、いつも見に来てくださる皆様、本当にありがとうございます。
長~いおつきあいの方も、最近出会ってくださった方も。
桑原ワールドで楽しんでいただけると、うれしいです。
作家生活も気がつけば、23年とかでびっくりしますが、ふと思い出した時に、いつでも作品を手に取ってもらえる、そんなふうにありたいです。世の中はすごいはやさで移り変わりますが、流されることなく、根を据えて、枝を広げていけたらと思います。
この一年も、桑原水菜作品をよろしくお願いいたします。

ということで、さっそくおしらせです。 

9月30日
単行本『まだれいなの十字架 西原無量のレリックファイル』発売 角川書店 

小説屋sari-sariで連載していた無量シリーズ第三弾が、早くも単行本になります。今回の舞台は長崎です。連載したものに加筆修正しております。連載ではページ数の関係で入れられなかったシーンなど、結構ありますので、連載よまれていた方も是非。
よろしくお願いいたします!

藤井咲耶先生の神紋イラスト

  • 2013/09/25 22:05

サイト九周年記念なのに何も更新できず、淋しく思っていたところ、

藤井咲耶先生が『赤の神紋』の描き下ろしイラストを送ってくださいました!

掲載許可をいただきましたので、早速公開いたしました。
「special」の中の「いただきもの」のコーナーにございますので、是非!

10年後の榛原憂月と来宮ワタルです!!
ワタル……!なんて男前に!!

実は以前、藤井先生と「10年後のワタル」談義に花が咲きまして。
きっと身長追い越してる、とか、めちゃめちゃ男前な攻になってる、とか、盛り上がったんですが、本当に描いていただけるなんて、望外の喜びです!
連城も榛原もケイも、実は10年経ってもさほどびっくりするような変化はなさそうですが、ワタルは劇的に成長を遂げたはず。
ワタルはバイリンガルなので、きっと武者修行と称して、海外の舞台をたくさん踏んで鍛えられたものと思われます。
私は、小説書いていても自分のキャラにほれぼれすることは滅多にないんですが、14巻のワタルには、我ながら、ほれぼれします。

そんな感じで神紋の話題が出たついでに。私の書くキャラには何パターンか類型があるかと思うのですが、実は、無量シリーズの忍は、神紋の藤崎と同類項だと思って書いてます。キャラ的に。どこがというと、ふだん穏やかで優しいのに怒るとめっちゃ怖いとことかですけど……。

神紋は、表現をする人々を描いているせいか、編集の方(他社含む)や表現活動をされている方から「好き」だと言ってもらうことが多いのですが、自分自身、たまに読み返すと、いまだに自分の中のもやもやを掬いとられて、叱咤されたり、励みになることもあるので、不思議です。描ききったと思える、幸せな作品です。

よければ是非この機会に読み返してみてくださいね。

藤井先生、このたびは本当にありがとうございました!

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