Diary

舞台も無事終わりまして…(その3)

  • 2015/10/22 02:52

レギュラーメンバーの安定感。
マリー役の佃井皆美さん。そう長くはない稽古期間でラストの生歌を披露しなければならないという大役に物凄いプレッシャーを感じて取り組んでおられた姿が今も目に。ようやくいつもの弾けるような笑顔が見れた時は私もほっとしました。
色部役の笠原紳司さん。とにかく大黒柱感に溢れてました。夜叉衆が状況に振り回される中で色部さんが物事の要点を捉え、伝わりやすく伝えてくれる。物語の緩急をさばいてくれる。その頼もしさったらなかったです。

そして織田勢力。
朽木(信長)役の増田裕生さん。出番こそ前回より少なかったのですが、要所要所のインパクトが。元祖演じ分けの王。今回はクライマックスでの信長の心情変化が見せ場でした。野望者としての信長、朽木、舅としての信長。それらの心の動きを短い時間に凝縮する底力、圧巻でした。
ハンドウ(蘭丸)役の林修司さん。今回は対立構図が明確になった分、敵役としての存在感がより求められたかと思うのですが、時に怪しく時に不気味に時にまっすぐと。殿とともにある唯一の臣下として怪演してくださいました。トークでの面白さも抜群!

美奈子役の今出舞さん。美奈子も出番は前半だけだったのですが、ウェディングドレスで革命を弾く姿が雄々しかった(!)です。恋をしてはならない身で初めて恋を知った美奈子に寄り添い「普通の女の子なんだなあ」と仰ってた舞さん。この一年で女優として成長した姿が見られ、頼もしかったです。
しめは執行社長役の水谷あつしさん。レガーロが皆の帰っていく場所だというのは、やはり社長の懐の深さのおかげなんだな、と深く実感。重くなりがちな空気を軽やかにしてくれる社長の、人生経験に裏付けされた余裕は、水谷さんだからこそ。私もほっとしてしまいました。

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