Diary

『出雲王のみささぎ』発売。

  • 2012/12/26 20:44

ファイル 848-1.jpg

新刊『出雲王のみささぎ 西原無量のレリック・ファイル』(角川書店)発売しました。

遺物発掘師(レリック・ディガー)西原無量22歳が主人公です。
今回の派遣先は、島根県出雲市。遺跡の地権者は、謎の多い旧家・降矢家と八頭家。禁断の地での発掘に、祟りを恐れる声が高まる中、無量は受け持った現場で不気味な「青銅製の髑髏」を発見してしまいます。が、そこはかつて進駐軍が秘密裏に発掘を行って死者を出した場所でもあり……。

というわけで、無量、帰ってきました。
そして帰国早々、事件に巻き込まれています。
萌絵には新たな目標ができ、ついでにライバルまでできてしまいます。そのライバルが誰かは読んでのお楽しみ、ということで。

装画は睦月ムンク先生です。今回は話の季節が季節なので、無量も薄着になりました。背景は出雲大社です。古代のロマンをかきたてる、とてもきれいな色合いです(うちの写メではうまくお伝えできませんが)。是非、実物をお手にとってみてください。睦月先生、お忙しい中、今回もありがとうございました。裏表紙には萌絵とあのひとがいます。オビの下にはハトもいます。

このシリーズは謎解きものでもありますが、様々な時代が点と線になって繋がっていく様と、遺跡や遺物を巡る人間模様に注目していただけると幸いです。
今回は総ページ数384pと読み応えもたっぷりです(お値段は据え置きです)。
年末年始やお正月のおともに是非どうぞ。
よろしくお願いします。

あとがき代わりに、またちょこちょこと、ここで語りますね。

ページ移動