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新作『箱根たんでむ』発売

  • 2012/09/21 06:12

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新刊『箱根たんでむ 駕籠かきゼンワビ疾駆帖』(集英社文庫)発売しました。書き下ろしの新作時代小説です。
江戸時代の箱根路を舞台に、若い駕籠かきコンビ(漸吉と侘助)の奮闘と成長をえがきます。中短編連作ですので、一冊に四話分という構成です。時代小説ですが敷居は高くありませんので、普段あまり時代小説は読まない方にも楽しんでいただけると思います。
装画はトミイマサコ先生です。POPな色合いに味付けされた歌川広重の浮世絵とイキのいいゼンワビコンビという素敵なカバーが目印です。
新作時代小説ということで、準備期間も含めると二年近くかかってまして、ようやく世に出せてホッとしております。
箱根は東海道一の難所で関所もあり、温泉もあり、と題材には事欠きません。東海道をいく旅人たちや箱根で生きる人々とのふれあいをとおして、主人公たちが成長していく姿を描ければ、と思っております。
(個人的にはおタネ婆さんが結構気に入ってます…笑)
よろしくお願いします。

それから発売に合わせまして雑誌『青春と読書』(集英社)にて、やはり集英社文庫から書き下ろし新作を発表されます谷瑞恵先生と対談をしました。同じコバルト出身ということで楽しくお喋りさせていただきました。谷先生の新作は素敵な時計屋さんが登場する現代物だそうで、私も読ませていただくのが楽しみです。
あわせて、よろしくお願い致します。

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