憎まれ役は憎まれてナンボです
- 2009/09/07 23:18
すっかり秋めいてきましたね。梨が甘くて美味しいです。
高野山カフェはその後、阿字観もやってきました。昔、仙台の和尚さんとこで高耶もやったなあ…と思い出しつつ、念は使えるようにはなりませんでしたが、心身共に少しすっきりしたようです。
これは習慣にするといいかも。仕事前にやるとか。
今日はちなみにヘルムートさんの誕生日とのことで。
ヘルムート。イルゲネスのアンドリューなんかもそうですが、こういう小面憎いキャラは嫌いじゃありません。むしろ書くのは楽しいです。読むのはストレスですけど(子供心にキャンディキャンディのイライザとかほんと憎たらしかったもんなあ…)
こういう人の屈折した部分に突っ込んでいくのは、なんでしょう。変な快感があります。
小さな妬みとかそねみとか不平感とか、皆が持ってはいるけどあんまり表には出さない、外に表してしまうとかえって自分が惨めになるようなもの。そういうものを臆面なく描けるキャラだからかもしれません。ヘルムートは大人げないといえば大人げないことしますが、たぶんそういう「矮小な自分」というものも、多少は自覚してるんじゃないかと思えます。だからこそ認めたくないというのもあるけど、常に頭の隅に「望ましくない自分」がこびりついてて、葛藤は、密かにしてるんじゃないかと。
自尊心を守るための方法が「いびり」というのは全然誉められないし、はっきり言ってかっこわるいけど、自分の矮小っぷりへの腹立ちの裏返しがついそういう行動になっちゃうという心の動きに関しては、むしろ描きどころだと感じます。(あ、アンドリューはその点、自覚ゼロっぽいですが)
最近は遼太郎にやり返されてビクっとしてるヘルムートに、変な愛着が湧いてきてしまってますが、簡単には我が道を曲げないで欲しいです。いっそつらぬけ。
そして、その後のアンドリューが気になる…。
「ちょっかい入れたいけどフォンとかが今、すごいシリアスなので、意外に空気を読んじゃっておとなしくしてるアンドリュー」という担当サン談がウケました。