Diary

今日はアイザックの日

  • 2009/04/27 20:31

本日は「シュバルツ・ヘルツ」のアイザックの誕生日ということなので、アイザックについて語りたいと思います。

何度か言ってますが、当初こんなに性格がアレなキャラになるとは思っていませんでした;;「素性を偽って主人公を騙す」悪い男として登場したんですが。笑顔の下で実は黒いことを考えている人、裏表があって陰ではニヤリとかほくそ笑んでいそうな人。の予定でしたが、いざ書いてみると何だかどんどん憎めない方向になっていき……。結局悪い人になりきれない悪い人になってました。あの口調のせいかもしれません。一人称が「僕」で「~なのかい?」というような言い回しをする人はあまり今まで出したことがなかったので、どんなもんだろ…と思いながら書き始めましたが、今はとてもこの口調が心地いいです。癖になっています。
似た口調でもアドルフやルドルフだと結構、ドSの黒が入ってきますが、そうなっていかないのがザックのザックたるゆえんなのだと思います。
(また「なのかい?」が「~なのか」になると、無理して背伸びしてる感が滲み出るので、自分的に面白いです)

それと共に影響しているのは「日本で頑張っているガイジンさん」の雰囲気でしょうか。日本に来た外国の方が、英語とかでなく、たどたどしい日本語で一生懸命意思を伝えようとする姿を見ると、無条件でお手伝いしたくなる感じがあります。なんとも母性本能をくすぐられるのは、あれは何なのでしょうか。日本の珍しい風習に興奮したり目を白黒させている姿も微笑ましくて、奏がついついお世話したくなる気持ちも分かります。
あとは兄さんから可愛がられまくる末っ子というプロフィールもあいまって、どうやってもクールな方向には行けません。
「このキャラはこう描かれたがっている」というような事があると思うのですが、アイザックはまさに「こう描かれたがってたんだなー…」と思います。

アイザックを描いたおかげで、リアル方面でも、今まで全然反応がなかった金髪に反応するようになりました。アドルフ級の美貌は滅多にいないのでアレですが、ザックは割とどこにでもいそうな笑顔の爽やかなお兄さんだと思います。この身近さが危険。金髪外国人さんを見かけるとつい重ねてしまって危険(ザック症候群)。リアル・ザックはフツーに現実で見つけられると思います。

彼の葛藤を思うと、本当に気の毒な立場だと思うのですが、彼の守護石アイオライトがそうであるように、この難しい状況の中から本当に自分が望む道を見極め、見つけだして、しっかりと歩んでいって欲しい。そう願ってやまないキャラです。
本編でも「今日のアイザックさん」みたいな彼と奏を見られる日が来ることを祈りつつ。
今日も原稿に向かいます。

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