Diary

2021年もありがとうございました。その1

  • 2021/12/31 14:23

師走の慌ただしさを経て今日で2021年もおわりですね。
あっというまだった2021年を振り返りたいと思います。

今年は小説が2冊、マンガが2冊。発売されました。
『遺跡発掘師は笑わない』シリーズからは「九頭竜のさかずき(福井編)」と「三体月の呪い(和歌山編)」の2本書き下ろしました。
無量シリーズは様々な土地が舞台になるので、下調べに時間をかけるので、半年に1本でも結構な忙しさになります。
福井では「化石発掘」という分野が題材でしたし、和歌山では「能」が題材でした。どちらもとてもディープな世界なので知る楽しさもありましたが、問題はそれをどう、現地からの「出土物」とからめていくか。
毎回難しいことやってるな!と我ながら思いますが、それらがぴたっとはまったときは本当に胸がすく思いがします。
私は小説を書いているとたまにびっくりするような偶然に助けられるのですが、今回もそれがあり、まるで目に見えない誰かに導かれたようでドキドキします。こんなことってある!?と。
遺跡発掘師シリーズは来年も書かせてもらえることになりましたので、続編もどうぞお楽しみください。
残りの時間は『荒野は~』の下巻を書いてました。
……これがなかなか、初めて挑戦する分野のお話で。
文字通り「格闘」している感じです。
なかなか前に進めず、書いては戻り、書いては戻り、という日々か何ヶ月続いたことか。
登ったことのない難ルートの岩壁でもがいているような状況ですが、なんとか登り切ってみせる所存です。羽生選手だって四回転半に挑戦してるんだから、などと自分に言い聞かせ、これも挑戦。がんばります。

そしてコミカライズの『炎の蜃気楼R』は、私は監修という立場でしたが、浜田先生のハードな毎月連載を陰ながら応援させてもらっていました。
原作2巻から3巻の仙台編へ。
仙台編はメディアミックス化は初めてなので、とてもワクワクします。
さっそく現在、伊達政宗らの伊達組の皆さんが登場し、浜田先生の真骨頂のような大人の男の色気をふりまいてくれています。すてきです!
そろそろ高坂も出てきますし、大変楽しみ。
とはいえ毎月連載はとてもハードですので、浜田先生、くれぐれもお体大切になさってください。無理をせねばならない仕事だとは承知しつつ、どうぞ無理をしすぎることのないよう。ご自分のペースで。
(→長くなりましたので続きます)

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