Diary

2020年を振り返りまして(2)

  • 2020/12/31 13:50

(→つづきます)
コロナ禍のもと、私は「荒野は~」を書いていたことが不思議と心強かったです。あたたかい家も奪われて先も見えない中でへこたれかけながらも前を向く群青たちの姿に、いつしか私自身が力づけられていました。
読むひとにとってもそうであれたなら、とも思いました。
読書とはひとつの娯楽。ひとつのエンターテインメント。
なぜひとには娯楽が必要なのか。そういうこともこの一年で考えさせられました。
ドラマは心強さを生む。
次はどうなるんだろうという思いが、明日生きる楽しみになる。
楽しみが明日に続いていくことが、そのひとつになれる作品を生むことが、私たちの仕事なのだと思います。

来年は今年得た気づきをしっかりと形にしていきたい。
2021年も桑原水菜作品は皆さんの傍らにある存在であり続けたいと思います。

大変な日々はまだまだ続きそうですが
どうぞ皆さん、身も心も健やかでありますように。
どなたさまも、よいお年をお迎えください。

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