Diary

小説b-Boyとアヴァルス発売してます。

  • 2013/02/15 23:35

お久しぶりです。気がついたら二月も半ば。というか半分過ぎてしまって真っ青です。月日がすっ飛びすぎて恐ろしい。

まずは『小説b-Boy』3月号(リブレ出版)発売しております。
新作読み切りの「人魚島」掲載しております。
人魚伝説が残る火山の島で繰り広げる男3人の物語です。今回は(当時ちょっとハードスケジュールで疲れ気味だったせいもあってか)美しい海と自然に囲まれた島を舞台に、心癒されるようなそんな話を…なんて思っていたのは最初だけで、結局いつもどおりダイハードな感じになってます。はい。(でも私としましては、だいぶ癒されました。海と島に)
実は子供の時分、一番好きだった童話はアンデルセンの人魚姫だったので(悲劇の好きな子供でした)いつか人魚を題材にした物語を書いてみたいなとは思っていたので、今回叶って嬉しかったです。
イラストは石田要先生です。巻頭カラー扉が美しいです。バイスの裸体には年甲斐もなくどきどきしました(イメージは黒ヒョウなのだそうです)。スライはどの姿も可愛いです。アレックスは思いのほかイイ男になりました。黒髪褐色肌が好きなので、今回はメインふたりがそれなので眼福でした。石田先生ありがとうございました。
性愛描写が濃厚な作品になりますので、苦手な方は気を付けて。
ちなみに文中のあの風習は実際にあるようです。物の本で知りました。ちょっとアレンジはしてますが、世界ってすごいですね…。
色々書くとネタバレになるので、今日はこのあたりにしておきます。

それから『コミックアヴァルス』3月号も発売してます。イルゲネス掲載しております。
いよいよ次回最終回です。足かけ九年にもわたって続いたシリーズですので感慨深いです。今回のお話は編集さんから「三巻でお願いします」と言われてたので(基本的に一作品三巻みたいですね)前回よりコンパクトですが、フォンが自らに課せられた枷に向き合うきっかけとなる出会いを描けたのではないかと思います。
自らの自我に自信がもてないというのは一番きつい状況だと思うのですが、彼自身が育んだ絆がそれを乗り越える力になるのではないかと。
あと一話、カチル先生あとひとふんばりよろしくお願いします。

ページ移動