Diary

王様と心臓

  • 2008/09/22 00:28

今日も一日、佐々木先生の「躍る王様」をじっと見つめて、実に官能的だなあ、としみじみ。
生身の心臓を手にする王様。ゾクゾクするなぁ。(私みたいな、ある性質もちにとっての)エロスの極みを感じます。このお話の世界が一枚の扉絵に凝縮されているようで、ぐっときました。バフラム…。なれるものなら私はツヌンになって眺めていたい。んで悶々とさせられたい。

タイトル・ロゴも、前回のカラー扉を見た方はよりわかると思うのですが、テクスチャーが遺跡の石版ぽいのが素敵です。新鮮です。

読み返して、サクとバフラムの感情の、運動エネルギーみたいなものを考えました。サクは元々バフラムに向けていた感情エネルギーが高かったわけですが、性質が両極転換した感じ。バフラムは位置エネルギーゼロから深みに急落下。加速度的には…どっちが上回るだろう。

心臓という器官に対して私はとてもエロスを感じるのですが、作品を通じて少しでもお伝えできていればいいな、と思います。

ページ移動