手短にお知らせです
- 2010/04/03 09:59
(シュラバですっかり失念しておりましたが)一部書店さんにて雑誌Cobalt5月号を購入の方に書き下ろしペーパーがつきます。書店さんによっては取り扱っていないところもございますので、気になる方はお店の方に聞いてみてくださいね。
取り急ぎ!
2010年の日記
(シュラバですっかり失念しておりましたが)一部書店さんにて雑誌Cobalt5月号を購入の方に書き下ろしペーパーがつきます。書店さんによっては取り扱っていないところもございますので、気になる方はお店の方に聞いてみてくださいね。
取り急ぎ!
4月も、あっという間に10日を過ぎてしまいました。
今年の桜は長かったですね。散り際をぎりぎり見れました(汗)
デビュー20周年ということでコバルトで企画が続いていますが、せっかくなので、こちらの日記でも、次の新刊発売まで毎日更新を目指して頑張ろうと思います。よろしければ、おつきあいください。
(といっても何を書くか、全然決めてないので思いついたままに)
雑誌コバルト5月号の特集、先生方の書いてくださった漫画が面白くて、私も楽しませていただきました。
ほたか乱先生のお話。「おさぶ」が引っ張りますね!(笑)直江と晴家、友情芽生えちゃってるとこが!(……そこなんですね)。怨霊長屋…住んでみたいです。
ひだかなみ先生のお話は、城北高校が懐かしくも楽しかったです。ああ、そういえば、この話最初は学園モノっぽかったですよね…森野、鉄パイプ振り回してましたよね(笑)初心思い出しました。
藤井咲耶先生のお話は、ミラージュと神紋、夢の共演ありがとうございます。ケイすっかり喰う側に育って……(涙)色んな意味で成長を感じました。榛原、やっぱりドイツに行ってたんですね…。連城愛されてるな。
くすみことこ先生のお話は、高耶成人式ということで。この誰にも止められないカンジ、久しぶりに嬉しかったですv 直江の迷台詞、あらためて見るとスゴっすね……。書いてる時はそんなに変だとは思っていなかったんですが、当時のテンションは異次元。
先生方、素敵なプレゼントをありがとうございました。
「炎の蜃気楼 総集編」が26日、邂逅編の新刊が27日発売です。よろしくお願いします。
さっき、ぱっとテレビをつけたら、玉山鉄二さんが出ていました。「思わずキュンと来る女性の姿」というお題で、「上司に怒られて歯を食いしばって耐えている姿」とのお答えを……。なんでもそれを見て「守りたい」と思うとかじゃなく、ひたすら悔しがったり屈辱を噛みしめている顔がイイらしい。……さすが景虎様、とちょっぴり思ってしまいました。すみません;;。
20周年ということで盛り上げていただいてますが、正確には文庫デビューは11月でしたので、あと半年ほど先なのです。その頃にまたあらためて振り返ってみたりしたいので、今回はつらつらと。
ここ数年は、父のこともあってプライベートは色々バタバタしておりましたが、ここにきてようやく落ち着いてきたので「今年は蜷川さんの舞台をたくさん観る!」と目標を掲げてみました。が、まだひとつも。まずは「ムサシ」観に行きます。実は去年の初演は観れなかったので。しかも今回は私の大好きな勝地涼君が小次郎役なので嬉しい。
去年の「ムサシ」も「組曲虐殺」も両方初演を見逃してしまったのが残念です。
井上ひさし先生のご冥福をお祈り致します。
テレビドラマでハマるのは最近は海外ドラマが多いようです。吹替好きみたいです。「HEROES」はついにDVDにまで手を……。(作風というか芸風に妙な親近感が)(愛すべきツッコミどころも癖になります)。なんだかんだ言ってお兄ちゃん大好きなピーターと、なんだかんだ言って弟が可愛いネイサン兄さん(←ややこしい)のペトレリ兄弟が好きです。シーズン1の「世界を救ったのは兄弟愛だった」みたいなラストには倒れました。
私の作品で兄弟というと、北条兄弟やヴァルトミュラー兄弟ですが、こちらは世界を救えるかな? がんばってみよう。まずはアースガルズを救ってみよう。
ちなみに「HEROES」でヒロが「アイザックさん!?」と言ったりピーターが「アイザック!」と叫んでる部分とか、結構ドキドキします。
先日の雑誌の特集、読者の方からの投稿で「学生時代に友人と一緒に読んで楽しんだ」というお話がございましたが、私の学生時代にも、そういう作品はいくつかあったので、当時を思い出して懐かしくなりました。
中学時代で、特に思い出深いのは、佐々木淳子先生の作品や、森川久美先生の作品です。
佐々木淳子先生の「那由他」や「ブレーメン5」「ダークグリーン」などなど、大好きでした。中学生にはちょっと難しいかもよ…と姉から言われたりしてましたが、なんとか頭働かせて、わくわくしつつ読んだものでした。佐々木先生の作品からは「真実を探究すること」というものを思春期の心に教えていただいた気がします。
必修クラブでうっかりマンガ部(実質はセル画塗りクラブ)に入った私。文化祭では、私が「那由他」のイラストを描き、友人が「ダークグリーン」のイラストを描き…内輪で盛り上がりました。はい。ちなみにもう一枚は「ファントム無頼」を描いて、なぜか男子に喜ばれました。680は難しかったです(栗原さんが好きでした)。
森川久美先生の作品では「南京路に花吹雪」で友人とめっちゃ盛り上がりました。私は本郷さんが好きで、友人は黄(ワン)が好きで、おこづかいでLP買ったなあ…。上海行きたい!熱が高まったりして、色々夢見がちでした。そしてカンフーに憧れ、ついには少林寺拳法部に…。あ、そういう流れだったのね。
友人と盛り上がった作品というのは、その思い出も含めて、一生忘れないものですよね。思い入れもひとしおになる気がします。
自分の作品が読者の方のそういう思い出のひとつになれたなら、こんなに嬉しいことはありません。
「ファントム無頼」の話題が出ましたが、いまだに飛行機に乗るたび「伊達機長だといいなあ…」と思いながら、機長挨拶をどきどき待ちます。コ・パイが高田さんだと、なおいいなあ…と妄想します。
いまは戦闘機でファントムというと懐かしいですが、複座ならではドラマがあったなあと思います。
パートナーシップっていいですよね。
十代の頃、男同士のパートナーシップを学んだのが史村翔先生&新谷かおる先生の「ファントム無頼」なら、女同士のパートナーシップを学んだのは市東亮子先生の「やじきた学園道中記」でした。
やじさんときたさんが、とにかく格好よくて、アクションシーンのダイナミックな描写とか、めちゃめちゃしびれました。少女漫画でコレやるのか!?と。やじさんがスカート翻して太股ばーんとさらけ出して豪快な蹴りをお見舞いするとか、きたさんが拳で大の男を吹っ飛ばすとか、心の底からしびれました。私がアクションを書ける作家になりたいと思ったのは、たぶん、やじきたの影響が大きいのではないかと思います。
と何やらアラフォー世代な話題ですみません。
年齢を重ねるごとに、宝物が増えていくのは嬉しいことです。自分が本当に好きで惚れ込んだ作品は、いつ読み返しても「好き」であり続けますし、再発見があります。
若い頃は新しいものをひたすら追うのが楽しかったけれど、今は古い作品を何度も読んで浸ることができる楽しみを得たような気がします。
それを読んだ自分が作品を残し、その作品を読んだ人がまた新しい作品を残し……こうやって精神の遺伝子というのは引き継がれていくんだろうな、と。
物語作りの難しさは、年を追うごとに痛感します。教科書はありませんし、私の場合はどこかで習ったわけでもないですので、ひたすら自分が読んできた作品から学び、試行錯誤を繰り返します。成功することもありますし、失敗することもあります。そして終わりがありません。
みずみずしい感性という意味では、新しい人には敵いませんが、多少の経験則を身につけました。その経験則が新しい人に対して必ずしも当てはまるとは限りませんが、それがその人の成長に役立つ場面があるのなら、助言をすることもためらわないようにしよう、と最近は思います。そんな気持ちで選考委員を引き受けております。
そして、今日も試行錯誤は続きます。
さて、仕事に戻ろうか。
今日はアヴァルスの発売日ですが、イルゲネスはお休みです。
さて多摩ニュータウンという団地の街で育った私ですが、そのニュータウンも今ではすっかり年季が入り……。建て替えのニュースがちらほら聞こえるようになりました。私が来た頃は、山を削った造成地に囲まれ、広大な空き地で化石取りができたくらいですが、今では街路樹も立派に育って、まるで森の中に団地があるようです。
特に夏の朝とか、樹木の吐き出す爽やかな空気が、軽井沢のよう。いやマジです。
多摩センターあたりから団地方面を見渡すと、ほとんどもう密林の中に十一階建ての団地の棟が、ぽこぽこ姿を覗かせているような状況で。
この景色どっかで見たことあるなあ…と思っていたら、マヤのティカル遺跡から見た景色でした。生い茂る緑の中にピラミッドがぽつぽつ頭を出しているカンジと、ニュータウンの様子がそっくりだったのです。(建物もちょうど塔みたいな形なので)
ちょっとウケました…。
というわけで、前号から始まった『焔の柩』という作品はマヤ文明とおぼしき謎の王国が舞台です。ムタルという国が舞台ですが『犠牲獣』に出てくるムタルとは別の国かと。(ちなみにムタルというのはティカルのマヤ名なのです)。
そんな私は、ラカムの仕草から目が離せません。