Diary

2011年の日記

サイト開設7周年のご挨拶

  • 2011/09/23 15:32

本日、Mizuna.info は開設7周年を迎えました。
いつも見に来てくださる皆さん、本当にありがとうございます。
最近は更新頻度もゆっくりめになってますが、これからも作品の刊行や掲載予定のお知らせ、その他もろもろの情報をお伝えしていきたいと思いますので、お付き合いいただると嬉しいです。

そして、恒例の記念プチノベルなのですが…
ごめんなさい。
今年はついに準備することができなくて、日記のみの更新となってしまいました。楽しみに、きてくださった方がおられましたら、本当に申し訳ありません。
その分、原稿のほうを頑張っておりますので、そちらで少しでもお返しできればと思っています。

今年は発表ペースがだいぶゆっくりなので、あれ? と思われている方もおられるかと思います。(体調などのせいではありません。元気いっぱいです)
このあと、来年はじめにかけて、新作の発表が三本ほど控えております。完全新作ということで準備に時間をかけたいというのもありまして、例年とはやや違うペースで仕事を進めるに至った次第です。
コバルトでの活動も「20年100冊」という節目を迎えて、私の中で、どこか一区切り、という気持ちがございました。
と同時に「今ならできること」が生じたような気がします。それは、長年果たせずにいたお約束を果たすことだったり、新たな出会いがもたらすものであったり…。
私自身の心境の変化も、身のまわりの様々な変化も、これをタイミング、と知らせる啓示であると受け止めて、今はこの流れに逆らわず、いただいたお仕事をひとつひとつ、結実させていきたいと思います。
それが、次の20年の桑原水菜を積み重ねていくための土台となっていくのだろうと思います。

稼働中の邂逅編等は、引き続きコバルトで書いていきますので、よろしくお願いします。
新作情報については、皆、発表される出版社やレーベルが異なりますので、こちらのサイトでチェックしてみてくださいね。

今日は穏やかな秋分の日でした。
なんだか、外の空気もがらりと入れ替わり、秋がやってきましたね。私の大好きな季節です。
水菜花も、今年も咲いてました。見事お彼岸あわせで。お墓に。
もうじきキンモクセイも香りだしますね。
秋の夜は大好きです。

えーと、あっ、アヴァルス発売してます。
イルゲネス掲載してます。来月は新刊発売です。カチル先生のサイン会もありますので、詳しくはマッグガーデンのHPをごらんくださいませ。

それではこの一年も、桑原作品をどうぞご贔屓に!

お知らせです

  • 2011/10/03 20:44

本日24時~TOKYO MXにて、TVアニメーション「炎の蜃気楼」の再放送が始まります。
毎週月曜日 24:00~
ですので、見られる地域の方は、ぜひ!
本放送からそろそろ10年経つなあ、と思っていた矢先でしたので、当時のことを思いだし、ちょっと感慨深いです。
懐かしいですね。

それから、石据カチル先生のサイン会、詳細が来ました。参加方法などは、こちらから確認してみてくださいね。

http://ameblo.jp/avarusblog/

そんなわけで「偽翼の交響曲」1巻発売まで、あと二週間ほどですね。
ちょこちょことカバーイラストも出ている頃かと思いますが(今回も素敵です)こちらも合わせて是非よろしくお願い致します。

取り急ぎ、お知らせでした。

イルゲネス新刊発売

  • 2011/10/16 05:26

ファイル 807-1.jpg

『イルゲネス 偽翼の交響曲』第1巻マッグガーデンより発売しております。
新シリーズ開幕しました。「黒耀の軌跡」の続編でございます。
軍学校の三年生に進級したフォンたちは、賑やかに新学期を迎えますが、その陰には何やら不穏な思惑を持っているらしき女子士官候補生の姿が…。再び波乱の予感です。
少し大人びたフォンが見られます。石据カチル先生が描く待望の女性キャラには目が潤いますので、ぜひぜひお手にとって見てください。

また雑誌『コミック アヴァルス』11月号も同時発売です。イルゲネスは表紙とセンターカラーで掲載してます。新刊のカバー絵が一枚絵で見られます。新刊カバーは開いて見ると更に美しいので(額装して飾ってみたいですね)是非。
雑誌の表紙は、今月号のお題が「学園祭」とのことで、フォンは出し物らしきお芝居に出演中の模様です。周りが脇役を許さないと思うので、きっとハムレット役です。そしてオフィーリア役はロザリンデが押し掛けで演じて、フォンに「尼寺に行け!」といわれてはうっとりしてるんじゃないかと思います。
そんな想像が膨らむ表紙…。(見本誌を受け取り損ねて、まだ手元にないので刷り出しで失礼します)
内容のほうもだんだん緊迫してきてます。
よろしくお願いします。

アヴァルス発売してます&諸々のお知らせ

  • 2011/11/19 02:49

お久しぶりです。
更新が遅れがちですみません!
えーと、取り急ぎコミックアヴァルス12月号発売しております。イルゲネス掲載しております。今月はイルゲネスも入った年賀状セットの全サがあります。描き下ろしイラストの年賀状が、もれなくお正月に届く企画。よろしければ、こちらも是非。

それから、アニメイト池袋店でリブレ出版サイン本フェア開催中とのことです。『犠牲獣』のサイン本も19日より販売されます。私と佐々木先生両方のサインが入っております。以下、詳細です。

■フェアタイトル
 リブレ出版 サイン本販売キャンペーンinアニメイト池袋本店
■販売場所・日時
 アニメイト池袋本店 3Fにて
 11月19日(土)オープン時よりスタート
■アニメイトさん告知ページ
HP http://www.animate.co.jp/shop/shop_east/ikebukuro/
ツイッターアカウント animatehonten

 こちらでの告知がぎりぎりになってしまってスミマセンでした。
 よろしければ、是非。

 さて、今年もいよいよ、あと一月と半分。年の瀬が迫ってきましたが、年末に角川書店から書き下ろしの単行本が出ます。タイトルは、

 『ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル』

 です。12月27日発売です。
 お正月のおともに、是非どうぞ。

寒くなってきましたね

  • 2011/12/07 21:39

お久しぶりです。すっかり月一更新になりかけてるので、これではいかん、と飛び出してきました。近況なぞをぼちぼち。
12月27日に新刊「ほうらいの海翡翠」が出ます。というのは前回お知らせしましたが、その発売合わせで「ダ・ヴィンチ」さんのインタビューを受けてきました。
今回は単行本ということで、あとがきがございませんので、その分諸々と語らせていただきました。新刊と合わせて是非どうぞ。一月上旬発売です。

そして先日、京都方面に取材に行って来ました。紅葉の季節ということで、久しぶりに目も心も腹も楽しんできた…という感じです。今年は遅い上に色がイマイチとのことでしたが、私には充分美しく感じられましたよ。
晩秋から初冬に至るあたりの京都は、空気も景色も、なんだか雰囲気があっていいですね。好きです。取材の成果は、たぶん春頃にお目にかけられるかと存じます。

それから…これはテレビ番組の話ですが、先日「コズミック・フロント」という番組で米の惑星探査機ボイジャーを取り上げてまして。今も太陽系のふちを飛んでいるボイジャー兄弟。思えば小学生の時、ボイジャーが送ってきた木星のカラー写真に興奮して、学級新聞に貼り付けて三ヶ月ぐらいおいといたことが。
それからもう30年以上経ちますが、今も健在で太陽系の外に向けて順調に飛行していることに胸が熱くなりました。
番組の中で「ボイジャーが50億キロ先の宇宙から地球を撮った写真」が取り上げられていましたが、その地球は今にも消え入りそうな小さな光の点で、その小さな光が私たちの全てだと思うと、心打たれるものがありました。
私たちを取り巻く、大きくて複雑で混沌たる世界も、小さな小さな光点でしかないことが、私たちの存在というものの真実なのだ、と決して悲観的になるのではなく受け止めると、むしろそういう壮大のものの片隅でささやかに光る点の「熱さ」に、ぐっと来ました。
ボイジャー、ありがとう。

というわけで、一見余裕があるように見えますが、仕事のほうは実はケツカッチンのガッチガチです。冗談抜きで頑張らねばなりませんので、次は新刊が出た頃に浮上します。それではまた。

『ほうらいの海翡翠』発売です。

  • 2011/12/27 15:05

ファイル 810-1.jpg

 もうすでに手に入れておられる方もいるかと思いますが、新刊『ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル』(角川書店)発売しております。
 今回は単行本ソフトカバーという体裁です。カバーイラストは睦月ムンク先生が担当してくださいました。ちょっとユニ●ロの広告モデルにもなれそうな雰囲気で立っている主人公の西原無量が目印です。(ちなみにカバーを外すと、トリミング前の構図が。見ると取材にいった時の土地の雰囲気を思い出すので、味わい深いです)
 内容は、遺跡発掘員を職業とする男子のお話。遺物発掘師(レリック・ディガー)と本書では呼んでいます。
 久しぶりにガチの現代物を書いたな、という感触があります。古代ミステリー風味あり、冒険風味あり…と色々ですが、無量と萌絵の活躍を愉しんでいただけると幸いです。
 また遺跡発掘という業界は、今回初めてで勉強を要しましたが、多少なりと現場の雰囲気が伝わってくれると嬉しいです。
 年末年始のおともに、是非!

 ちなみに画像の端っこにある石は、今回これを書くにあたってゲットした、とある鉱石です。話中にも出てきますので、どこか探してみてくださいね。

ページ移動