Diary

2024年の日記

『炎の蜃気楼アンコール』配信開始&『荒野は~』番外第二弾

  • 2024/10/31 22:09

『炎の蜃気楼』本編完結20周年&昭和編開幕10周年記念としまして

『炎の蜃気楼アンコール』(集英社コバルト文庫)

配信開始しました。
電子書籍限定となります。(詳しくはこちら
過去の特典SSや小冊子で発表した作品などをご新規の読者さんも読める形に……、との目的で企画したもので、いわば「拾遺集」です。
SSだけでは淋しかったので、あれもこれもと詰め込んだ結果、なかなかの分量になりました。(その分カオスとなっております)
特に特典や企画モノは面白方向に勢いよく走ってますので、だいぶ温度差がありますが……。
私の小説はもちろん、ほたか乱先生の邂逅編まんがやいのうえさきこ先生のレポート漫画、各先生方のイラストなど、盛りだくさんです。
まったく書き下ろしがないのも心苦しいので、私と昭和編の担当編集エリーさんのとりおろし対談も収録しました。富士山をおりて御殿場あたりまできた感慨(笑)などを話しました。エリーさんありがとう。

セレクションの時もそうなのですが、実はこの手の企画は編集さんがたいへんな労力をかけて成り立つものでして、本当にお疲れ様でした、と。
ただ、これだけ出してもまだ収録されていない作品もあるかと思います。
気がつかれた方は編集部にその作品名をリクエストしてやっていただけると、またの機会があった時に収録される、かもしれません……。

(ちなみに私はもう把握できておりません……。色々ありすぎて)
(桑原水菜公式サイトで読める作品は収録しませんのであしからず)

今回、電子限定としているのは、紙という形は当時小冊子や年間購読などを申し込んでくださった方が「スペシャルな思い出の品」として大事にしてくださっていることもあり、その配慮もあるように伺っております。
(「そっちももってるけどやっぱり紙の本で~」という方もおられるかと思います。ご意見・リクエストはぜひ編集部のほうに)
電子書籍としてはちょっとお高めですが、よければぜひ、読んでみてくださいね。

そして、オレンジ文庫のWEBサイトでは
『荒野は群青に染まりて』番外編第二弾「マムシとりんご」
を配信しております。
後編は11月1日(金)です。
こちらもよろしくお願いいたします。

コミカライズ『炎の蜃気楼R』第10巻(完結)発売&良いお年を。

  • 2024/12/20 08:14

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師走の気忙しさの中、皆さん、体調など崩されてませんでしょうか。
さて、

コミカライズ『炎の蜃気楼R』第10巻
(漫画 浜田翔子先生/秋田書店ボニータコミックス)
発売しました。

仙台編も無事完結しまして。
浜田翔子先生、本当にお疲れ様でした。
四年間、振り返るとあっというまでしたが、私も一読者として毎回ワクワクしながら楽しませていただきました。
本編の序盤ということで、まだ初々しかった高耶たちに再会でき。
目の前で生き生きと躍動する彼らの姿にちょっと目頭が熱くなりました。
高耶と直江のやりとりもまだ序盤の序盤、少しずつ直江への信頼を重ねていく姿がいじらしくもあり。
リブートで髪型がリニューアルした令和の高坂とか、さらに美しくなっていて毎回にやにやしてました。
仙台編で初お目見えのキャラもたくさんで、伊達も最上も最高でした。伊達様が本当に男前で。出るたび、興奮して転がりまわってましたし、特に成実が個人的に好きすぎて(潮とか、アウトドアスタイルが似合うキャラに弱い。しかもスーツ姿や鎧姿まで。眼福でした)「伊達の番外編、まんがでよみたい……」と思いました。もっと見たい……。

23年ぶりのコミカライズ、夢のようでした。
白泉社版のあの続きを描いてくださって、浜田先生ありがとうございました。そして、その場を作ってくださった秋田書店ボニータ編集部様に感謝いたします。皆様ほんとうにお疲れ様でした。

というわけで、今年もあと10日を残すばかりとなりました。
本来ならこの一年の振り返りをするのですが、
この年末年始は年明け〆切の青ざめるようなスケジュールでして。
振り返っている余裕が全くありません。
年が明けて原稿が無事あがり、落ち着きました頃にまた更新しますね。

この一年の桑原作品をお読みいただき、まことにありがとうございました。
来年もぜひおつきあいいただけたら嬉しいです。
皆様、よいお年をお迎えください。

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