太平洋戦争後。中学生の群青は大陸からの引揚船の中、母親とはぐれてしまい、赤城と名乗る男に出会う。戦後の混乱期、焼野原の東京で生き抜くために、行く当てのない群青は彼と行動を共にする。 上野の闇市で商売する中、衣食の次に必要なのは「清潔」だと気づいた二人は、仲間たちと石鹸会社を立ち上げるのだが…。 混沌の時代を生きた男たちの、反骨と絆の物語。
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